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『Mr.インクレディブル』の日本語吹き替え版について [吹き替えについて]

今回は、14年ぶりに続編が公開される『インクレディブル・ファミリー』を祝して、
記念すべき一作目『Mr.インクレディブル』の日本語吹き替え版について語ります♪
  
 
  『Mr.インクレディブル』日本語吹き替え版キャスト
       吹き替え翻訳:佐藤恵子  演出:木村絵理子

【声の出演】 
ロバート・パー(Mr.インクレディブル)/保険会社に勤める元ヒーロー   三浦友和
ヘレン(イラスティガール)/伸縮自在の身体を持つロバートの妻     黒木瞳
ヴァイオレット(長女)/透明化とバリアで身を守る能力を持つ      綾瀬はるか
ダッシュ(次男)/目にも止まらぬ素早い動きで走る事が出来る      海鋒拓也
ルシアス(フロゾン)/水を凍らせる能力を持つ元ヒーローでボブの旧友  斎藤志郎
エドナ・モード/ヒーロースーツのデザイナー              後藤哲夫
リック・ディッカー/元ヒーローの私生活を支援する政府職員       小林清志
 
シンドローム/Mr.インクレディブルを憎む謎の男             宮迫博之
ミラージュ/シンドロームに仕える美人秘書               渡辺美佐
ハフ/ロバートが勤める保険会社の上司                 小倉智昭
アンダーマイナー/地下世界を支配する男                高田延彦
 
 
 
【有名タレントを吹き替えに起用して成功した好例】
記念すべき一作目の「トイ・ストーリー」以来、日本語吹き替え版には必ずと言っていいほど、有名俳優やタレントを起用して来たピクサー作品。ちょっと気になって調べてみたら、いわゆるプロの声優のみで日本語吹き替え版が制作されたのは、「バグズ・ライフ」と「カールじいさんの空飛ぶ家」のみでした。
とかく批判の対象になりがちな日本語吹き替え版へのタレント起用問題ですが、プロの声優達による吹き替えとはまた違った魅力があるのも事実です。そこには演者の新たな魅力を発見出来たり、作品に思わぬ相乗効果に生み出したりすることもあるのです。本作『Mr.インクレディブル』の日本語吹き替え版はそうしたケースとなった好例と言えるかもしれません。
 
 
 
「こんないい女房(おんな)を裏切る訳ないだろ?」
Mr.インクレディブルことロバート(愛称:ボブ)・パーを演じるのは、三浦友和さんです。
かつてヒーロー活動していたロバートは、今は保険会社で働く冴えない中年男性。
過去の栄光を思い出しながら、現在の生活にストレスを感じつつ生きています。
 
オイラくらいの世代から上の年代の人間にとって、三浦友和さんの印象と言えば正統派の2枚目で、正に大スターそのものでした。オイラはテレビドラマ「西部警察」世代なので、三浦友和さんに対して硬派でかっこいい男性のイメージしかありませんでした。その三浦友和さんがまさかアニメ作品(しかもコメディ)の日本語吹き替えに起用されるとは!....映画公開当時とても驚いた事を覚えています。
予告編でMr.インクレディブルの声を演じていたのが玄田哲章さんだったので、当然本編でも玄田哲章さんが起用されるものと思っていたオイラは、三浦友和さん起用の報にちょっとショックを受けました(あぁ....トイ・ストーリーの悪夢再び!)。が、いざ蓋を開けてみたら三浦友和さんがとても素晴らしい演技をされていたので、そうしたショックも自然と無くなりました。三浦友和さん演じるMr.インクレディブル、すごくいいのです♪
 
三浦友和さんのようにテレビや映画など映像世界を中心に俳優活動をされてる方が日本語吹き替えに参加されると、悲惨なことになるケースも実は結構多かったりします(最近もありましたよね?「ジュラシック・ワールド」の玉◯宏とか....)。更にアニメーションでは実写よりも誇張した演技が求められるので、そうした要求にも応えられる演技をしなければなりません(思い出すなあ....『マダガスカル』の玉◯宏とか....)。三浦友和さんの吹き替え演技は、そうしたハードルを見事にクリアしていて、そのことにとても驚かされました。三浦友和さんの俳優としての新たな魅力が垣間見られた瞬間でした。
また、三浦友和さん自身がかつて本当に大スターだったという点が、ロバート・パーというキャラクターを演じる上で非常に良い相乗効果を生み出しています。これはどんなに巧いプロの声優が演じても決して出せない空気感です。実際の三浦友和さんは映画の中のロバート・パーのようにくたびれてはいませんが、かつてヒーローだった中年男性ロバートを、かつて本当にスターだった(いや、今もスターですけど!)三浦友和さんが演じられる訳ですから、自然とキャラクターに対しての説得力が生まれます。
そういった意味に於いても、今回のキャスティングは正に絶妙だったと言えるでしょう。 
 
 
「私たちは夫婦よ、一心同体なの!」
ロバートの妻でかつてイラスティガールだったヘレンを演じるのは、黒木瞳さんです。
ロバートと同様、かつてはヒーロー活動していたヘレン。
が、ロバートと結婚後は専業主婦となり、家事や育児に追われる毎日を送っています。
 
実は今回の吹き替え版で一番驚かされたのが、黒木瞳さんの演技でした。
黒木瞳さんの演技が、すっごく素晴らしかったのです!
黒木瞳さんがかつて宝塚歌劇団で娘役トップだったことは今更説明不要ですよね?。
そんな宝塚出身の女優さんが退団後に俳優として苦労されるケースをよく目にすることがあります。それは長年の劇団生活により宝塚独特の舞台演技法が身についてしまっているからです。
その点で言えば、黒木瞳さんは退団後もテレビや映画など映像方面でも素晴らしい演技をされていて、女優としては非常に柔軟な姿勢をお持ちの方だと思っていました。とは言え、吹き替え演技に関しては未知数だったし、どのような演技を見せてくれるのか?半信半疑でもありましたが、こちらも三浦友和さん同様、非常に素晴らしい吹き替え演技で女優黒木瞳の新たな魅力を感じさせられる結果となりました。ナチュラルでありながら、決して誇張しすぎないその声の演技は、正に理想的な吹き替え演技と言えると思います。
また、イラスティガールのビジュアルも功を奏していたように思います。
だってヘレンの容姿って、黒木瞳さんと瓜二つですから♪
 
 
「普通?....普通の意味わかってんの??」
パー家の長女で内気な性格のヴァイオレットを演じたのは、綾瀬はるかさんです。
今でこそ女優としての地位を確立した綾瀬はるかさんですが、映画公開当時はまだ20歳前のお嬢さんであり、どっちかというとグラビアアイドルのイメージが強かった女性でした。テレビで拝見する綾瀬はるかさんは非常におっとりとした性格で、そうした佇まいが非常にチャーミングですが、本作のヴァイオレットには彼女のそうした素の部分が上手く活かされていたように感じます。これもまた、三浦友和さんのケースと同様で、プロの声優さんには出せない空気感です。「コララインとボタンの魔女」の榮倉奈々さんや「モンスター・ホテル」の川島海荷さんと同じく、綾瀬はるかさんの飾らないナチュラルな演技が、ヴァイオレットをとても魅力的なものにしていたと思います。
 
 
「俺は、完全にアンタを超えた!」
本作の悪役シンドロームを演じるのは、雨上がり決死隊の宮迫博之さんです。
ピクサー作品ではお笑い芸人さんがよく吹き替え版に起用されます。「カーズ」の山口智充さんや「モンスターズ・インク」の爆笑問題・田中裕二さんやホンジャマカ・石塚英彦さんなどです。
お笑い芸人さんは芸達者な方が多く、役者顔負けの演技を披露する人も少なくありません。本作で起用された宮迫博之さんもその例に漏れることなく、素晴らしい演技を披露されています。ヒーローに対する愛情が間違った方向に屈折してしまったシンドロームを、宮迫博之さんが実に小憎らしく魅力的に演じられています。
そして、これもまた黒木瞳さんと同じですが、シンドロームのビジュアルがどことなく宮迫博之さんにそっくりだった事も功を奏したのかもしれません(笑)。
その後、宮迫博之さんはマーベル・シネマ・ユニバースに於いて、ジェレミー・レナー演じるホークアイを演じることになります。アニメだけでなく実写での吹き替えでも素晴らしい演技を披露する宮迫博之さんの役者としての今後の活躍が楽しみです。
 
 
「こんな楽しい家族旅行、初めて!!」
パー家の次男、ダッシュを演じるのは、当時子役として活躍していた海鋒拓也くんです。
誰よりも早く走り回れる超能力(スーパーパワー)を持ちながら、それを使うことを母親から禁じられて不満いっぱいのダッシュ少年。家ではお姉ちゃんと喧嘩したり、無邪気な一面を見せたりと、いかにも子供らしい姿を見せるダッシュ少年を、海鋒拓也くんが等身大の演技で可愛く演じています。
これまで子供の声は大人の女性声優が演じることが常でしたが、やはり子供の声は子供に演じて欲しい!....と強く感じます。海鋒拓也君演じるダッシュのあの無邪気な感じは、大人の女性声優には決して出せない空気感です。普段はヴァイオレットと姉弟喧嘩ばかりしてるのに、ここ一番でお姉ちゃんを守ろうとするダッシュ少年の小さきヒーロー姿が、とても健気で感動的でした♪
 
 
その他、脇を固めるメンバーも魅力的な人たちが集まっています。
ボブが勤める保険会社の上司ハフの声を「とくダネ!」の小倉智昭さんが担当。
その昔「世界まるごとHowマッチ?」で見せたナレーションを彷彿とさせるような高音での喋りを披露して笑わせてくれます。
ボブの親友でフロゾンを演じるのは、斎藤志郎さん。オリジナルボイスのサミュエル・L・ジャクソンに負けないセクシーな黒人声を披露してくれています。
セクシーと言えば、シンドロームの秘書ミラージュを演じる渡辺美佐さんの素晴らしい演技を忘れてはいけません。渡辺美佐さんの低音によるセクシーボイスが、ミステリアスなミラージュに実にピッタリ♪です。渡辺美佐さんのような実力派が脇を固めるとドラマが締まるという好例ですね。
 
 
【14年ぶりに続編が公開される!】
そして2018年、遂にこの夏『Mr.インクレディブル』の続編が公開されます。
更に嬉しい事に、日本語吹き替え版には三浦友和さんをはじめ、黒木瞳さん、綾瀬はるかさんらオリジナルメンバーが再集結されています。残念ながら当時子役でダッシュを演じた海鋒拓也さんは未登板だと推察されますが、何か別のキャラクターで吹き替えに参加されてたらファンとしてはちょっと嬉しいですね。
 
14年ぶりの新作でありながら、前作のエンディングから物語が始まるというサプライズで始まる本作(もちろん、アンダーマイナーを演じた高田延彦さんも続投!)。果たして、今回はどんな物語が展開されるのか?、非常に楽しみです。日本語吹き替え版には、新たに人気タレントの小島瑠璃子さんとピン芸人・サンシャイン池崎さんもゲスト参加されるとのことで、そちらも楽しみです。
 
14年ぶりに帰ってきたヒーロー家族たち!
その活躍を是非劇場で鑑賞しましょう♪
もちろん、日本語吹き替え版で!!(^皿^)
   
 
    ヒーロー家族が、14年ぶりに帰ってきた....!!(喜)
    ボブ・パー.jpg
    ※15分で走り描きしたイラストにつき、雑なのはご勘弁下さい(汗)
  


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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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ピクサー作品で初めて人間が主人公となった記念碑的作品♪
 


INCREDIBLES 2

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: DNY
  • 発売日: 2018/06/29
  • メディア: CD
久しぶりに、マイケル・ジアッキーノ師匠の音楽を堪能♪
トラック27:♪イラスティガールのテーマ曲が、超かっこいいぞ!!
エンドクレジットでは、この♪イラスティガールのテーマ曲に続き、♪フロゾンのテーマ曲、♪Mr.インクレディブルのテーマ曲、が立て続けに流れるので、映画を見終わっても決して席を立たないように!
 

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