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そんなのカンケイねー!....とは言わせないッ!〜『レゴ バットマン・ザ・ムービー』を鑑賞する [映画鑑賞]

       『レゴ バットマン ザ・ムービー』
        (原題:THE LEGO BATMAN MOVIE)
        2017年 アメリカ映画 カラー 105分
 
  監督:クリス・マッケイ
  製作:フィル・ロード&クリストファー・ミラー
  音楽:ローン・バルフェ
 
声の出演:ブルース・ウェイン/バットマン   ....ウィル・アーネット
     ジョーカー             ....ザック・ガリフィアナキス
     ディック・グレイソン/ロビン    ....マイケル・セラ
     バーバラ・ゴードン         ....ロザリオ・ドーソン
     アルフレッド・ペニーワース     ....レイフ・ファインズ
     他
 
【あらすじ】
犯罪都市ゴッサムシティの平和を守るヒーロー、バットマンは街の人気者だ。
その正体は独身貴族の大富豪ブルース・ウェインその人。ヒーローとして街の人気者である彼も、私生活では孤独な日々を送る毎日だった。彼に仕える執事アルフレッドは、そんな主人の行く末を心配して家族を持つように説得するが、ブルースにその気はない。だが、そんな思いとは裏腹に、ウェイン邸に養子がやってきた。孤児院育ちのディック・グレイソンは、ブルースとは対照的に無邪気で明るい性格の少年。そんなディック少年に振り回される日々が始まった。
そんな折、ゴッサムシティ随一の犯罪者ジョーカーが、警察に自首をしてくる。
何か裏があると考えたバットマンは、ジョーカーを宇宙の果てにあるという宇宙刑務所「極悪ゾーン」へと収監することを画策する。だが、それこそジョーカーの企みそのものだった....
 
 
【「レゴ・ムービー」の感動再び!....のはずが(泣)】
これまでにもレゴによるバットマンのアニメ作品は何本か映像化されてきましたが、今回は2014年公開の「レゴ・ムービー」方式が踏襲されています。すなわち「デジタルCGによる人形コマ撮りアニメーションの再現」です。実際のミニフィグを使って撮影したかのようなアナログ感たっぷりの映像は見ていて楽しく、またレゴブロックによる街並みはジオラマ模型を見ているかのような風情が有り、見ていて本当に壮観でした。
デッドプールのようなバットマンの語りから始まる本作。オープニングでバットマンがデスメタル調のロック(歌詞は自身の格好良さをアピールする内容)を歌いながら敵と戦う場面がありますが、このキャラクター造形も「レゴ・ムービー」に登場したバットマンが下敷きとなっています。
しかし、これがそもそもの間違いの始まり!
映画「レゴ・ムービー」をご覧になられた方なら既にご存知だとは思いますが、実はあの作品は小学生低学年とおぼしきエメット少年が脳内で作り上げた空想世界が物語の核となっています。つまりは子供によるごっこ遊びだった!と言うオチが最後に判明する訳です。だから、映画の中に登場するバットマンも、いわゆる既存のキャラクターではなく、エキセントリックな人物になっていたのです。
しかし、本作は基本的に「レゴ・ムービー」とは別物です。撮影スタイルこそ「レゴ・ムービー」ですが、別にエメット少年が考えた物語などではありません。それなのに、エメット少年が創造したバットマン像をそのまま流用したことで、バットマン映画としていろんな部分で歪みが生じてしまい、大きなマイナス要因となってしまいました。
 
【ファン目線で見た時に感じた、とても不快な演出】
オイラはティム・バートンの映画をきっかけにバットマンファンになった人間ですが、そんなオイラから見てバットマンの描き方に関してとても不快な場面がいくつかありました。
代表的なものは以下の2つです〜
 
・孤児院でのバットマンの立ち振る舞い
・ロビンを養子にする件と、その後の扱い
 
オープニングでジョーカー率いる悪役(ヴィラン)軍団との戦いに勝利し、ゴッサムシティの平和を守ったバットマンは、ゴッサム市民にちやほやされてご満悦。更に気持ちよくなりたいと考えたバットマンは、その足で孤児院に直行し、子供達にバットマングッズをこれでもか!と大量にバラまきます。喜ぶ子供たちを横目に見ながら満足して去っていくバットマンですが....
日本にもたくさんのバットマンファンがいると思いますが、是非アンケートをとって見たいです、「あの場面で笑えましたか?」と。オイラは全然笑えなかったです。自身も幼い頃に両親を殺され、ある意味孤児的な側面もあるブルース・ウェインが、ナルシシストな満足感を得る為に孤児たちを利用する....そんな姿を見て笑えるでしょうか?。ブラックジョークにしても品がないし、何より孤児たちを見下しているかのようなギャグに、とても不快な印象が拭えませんでした。
 
ロビンに関する描写は、更に酷いことになっています。
ロビンが養子になる経緯がかなり適当(ここではちょっと割愛させて頂きます)ですが、酷いのはその後です。とある理由でスーパーマンの自宅からある物(アイテム)を盗むことになったバットマンは、同行したロビンをまるで手下のように扱うのです。あれこれロビンに指示を出しながら、自身は高見の見物を決め込むバットマン....全然カッコよくない(涙)
 
そもそも、本作のテーマは、孤独なバットマンが家族を持つまでの物語です。
だからこそロビンとの交流に関しては、例えお笑いやギャグが盛り込まれていたとしても、基本的な核の部分はきちんと描くべき箇所です。そこをないがしろにして、最後だけお涙頂戴の演出にしても、感動的になるはずがありません。物語の流れを考えたらスーパーマンの自宅での一件はとても重要な場面です。笑いが生まれる演出にしたいのであれば、バットマンがロビンを手下のように扱う姿などではなく、天然で明るいロビンにバットマンが振り回される姿を描くべきです。本来単独行動を好むバットマンに対し、ロビンが勝手に同行して作戦にも参加してしまう。そんなロビンに対してハラハラドキドキしながらも、同時にロビンの聡明さや身体能力の高さに気づくと言う演出にすべきだった。何より、これまで単独行動しかしてこなかったバットマンが、他者との強力により物事を成し遂げる価値に気づく....と言う普遍的なメッセージも盛り込めたはずなのに、目先の笑いに囚われて稚拙なギャグに終始してしまった演出には、本当に萎えました。
 
【笑いに対するアプローチが、薄っぺら過ぎる!】
オープニングの戦いの後、自宅に戻ったバットマンがマスクを被ったままでくつろぐ描写がありますが、このギャグ演出が本作に於ける笑いを象徴しているように感じます。
一言で言うと、表面的で薄っぺら!
ここではブルース・ウェインの孤独な日常が描かれており、執事アルフレッドが心配する中、ブルース本人はそんな生活を異常だとは思っていないと言う点が笑える訳ですが、そんな場面でマスクを被ったままでいると言う薄っぺらなギャグが挿入されてしまう事で、本来笑うべき演出に別のフィルターがかかってしまい、笑いの軸がブレてしまうのです。

アルフレッドの登場場面に関しても、同じことが言えます。
感傷に浸るブルース・ウェインの背後にそっと近づいたアルフレッドは、驚いたバットマンに蹴り飛ばされてしまいます。蹴り飛ばされたアルフレッドはピアノと激突!....と、いわゆるトムとジェリー的なギャグが披露される訳ですが、「そうじゃないでしょ!」とオイラは言いたいんです。この場面で笑えるのはアルフレッドが蹴り飛ばされる事ではなく、凄腕のバットマンに対して音もなく忍び寄る事が出来るアルフレッドの佇まいが笑えるんです(映画「モンスターズ・ユニバーシティ」でのスクイーシーのギャグですね)。映画の後半でアルフレッドがバットマンの扮装をして一緒に戦う場面がありますが、ここも同じ。いかにも「面白いギャグでしょ?」と言わんばかりの演出ですが、見ているコチラとしては萎えてしまいます。むしろ執事の格好をしたままで戦った方がよっぽど笑えるし、そっちの方がアルフレッドらしさが出ています(ハタキで戦うとかね)。
 
孤児院でのバットマンの描き方や蹴り飛ばされるアルフレッドの演出、スーパーマンの自宅でのロビンに対する扱いといい、本作の笑いに対するアプローチにはバットマンの世界観に対する愛情を感じないんです。バットマンのことを揶揄したり、小馬鹿にした演出を見ていると、この監督はバットマンのことを本当に好きなのか?と、甚だ疑問を感じます。
 
【いろんな部分で、軸がズレまくっている】
ギャグ演出もそうですが、そもそも作品としての軸がズレまくっています。
この作品は「レゴ・ムービー」のスピンオフ作品なのか?、はたまた純然たるバットマン映画なのか?、その立ち位置がはっきりとしません。もちろんコメディではあるにしても純然たるバットマン映画であるべきだ!とオイラは考えますが、変なところでレゴ・ムービー感を出しているせいで作品としておかしな事になっているのです。
 
例えば、本作のバットマンは、いわゆるマスタービルダーです。
マスタービルダーとは、「レゴ・ムービー」の中に登場する設定で、レゴブロックを自由自在に分解・組み立てを出来る特殊能力を持った人たちのことを指します。本作でも危機に陥ったバットマンがレゴブロックを組み立てて乗り物を作る場面があります。それ自体はとてもかっこいいのですが、この設定があるせいで物語に変な矛盾が生じてしまいます。つまりこの能力を使えるなら、何でも出来るじゃん!というツッコミが入ってしまう訳です。映画の世界観を考えたら、マスタービルダーというキャラ設定は別に必要不可欠ではなかったし、それがなくても物語としては十分成立していたと思います。
 
自宅でくつろぐバットマンがトム・クルーズの映画「ザ・エージェント」を見ながら嘲笑するというギャグがありますが、これも同様です。バットマンの世界に、なぜわざわざ現実世界とリンクするようなギャグを持ち込むのでしょうか?。「トム・クールズをイジってますよ、面白いでしょ?」という制作サイドの薄っぺらな思惑が透けて見えて、かえって白けてしまいます。そもそも、このギャグ自体がバットマンの世界観とは全く関係ないものです。「何でも有り!」のレゴ・ムービーならまだ成立したギャグだったかもしれませんが、本作では全く意味のないギャグでした。
どうせイジるなら、トム・クルーズじゃなく、ジョージ・クルーニーの方をイジれよ!
 
【あくまでもかっこいいバットマンを描くべき!】
オープニングで、ロックを歌いながらバットマンが敵と戦う場面がありますが、そういう事じゃないんですよ。我々ファンが見たいのは、あくまでも、かっこいいバットマンなんです。見た目はレゴブロックで完全におもちゃなのに、実写並のかっこよさを見せるバットマン....そのギャップこそが一番面白いポイントじゃないですか!。それなのに「ロックを歌うバットマンの姿が面白い!」....という考えそのものがズレまくってるんです。
 
身もふたもない言い方をしますが、この映画って結局はレゴの商品を売るための作品ですよね?。だとするならば、バットマンがかっこいいというのは、ある意味とても重要な部分だと思うんです。子供達がこの映画を見た時、「バットマンのギャグ面白かったなあ、パパ、おもちゃ買って!」とはならないですよね?。やっぱり「バットマン、かっこ良かった!、パパ、おもちゃ買って!」となる訳です。
コメディ作品だから笑いの部分はもちろん重要ですが、その多くはバットマンの世界観に沿ったモノにするべきです。トム・クルーズをイジったり、ロックを歌ったりすることじゃないんです。
 
また、レゴファンの楽しみにも応えてくれない点も残念でした。ゴッサムシティの沖に浮かぶ島にあるウェイン邸や秘密基地バットケイブなど、建造物はどれも素晴らしいデザインばかりでしたが、それらをじっくりと見られる映像は少なかったです。例えば、遠景でしか登場しないウェイン邸であれば、実際に空撮したような映像で、最終的には窓で佇むブルース・ウェインまで近づくワンショット長回し映像とか、アーカム・アサイラムであれば実際に正面入り口から刑務所内に入っていく映像など、ジオラマ模型を愛でるような感覚を味わえる、そんなこだわりの映像をもっと見たかったです。
 
 
【なんだかんだ言いながら、結局は大好き!】
たくさんダメ出ししてきましたが、それもこれもレゴが大好きだから!
そして、バットマンが大好きだから!!です。
残念ながら、本作はバットマンファンとして、またLEGOファンとして満足のいく内容ではありませんでした。なんでも有りだった「レゴ・ムービー」の世界観をそのままバットマンの世界に持ってきて、結果的に失敗してしまった....そんな印象を強く受けました。
ここでクリス・マッケイ監督にひとつ言っておきたい。もし、今後続編が作られるような事があれば、是非その時はオイラに一言声をかけて欲しい!。
スクリプト・ドクターとして、喜んで参加しますぜ!(^皿^)/
 
 

Lego Batman Movie: Songs From Motion Picture

Lego Batman Movie: Songs From Motion Picture

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Watertower Mod Afw
  • 発売日: 2017/02/03
  • メディア: CD
映画的にはイマイチな内容だったのに、
こういう作品に限って音楽はものすごく素晴らしかったするのが皮肉
スコア担当はローン・バルフェ
ハンス・ジマーに負けず劣らずのかっこいい楽曲を提供してくれています♪
トラックNo.1の♪BLACKは、本当にカッコよくて痺れます!


The LEGO BATMAN MOVIE: The Making of the Movie

The LEGO[レジスタードトレードマーク] BATMAN MOVIE: The Making of the Movie

  • 作者: DK
  • 出版社/メーカー: DK Children
  • 発売日: 2017/02/10
  • メディア: ハードカバー
映画のメイキングブック
キャラクターであるミニフィグやバットマンの乗り物のコンセプトアートがたくさん載っていて見応えありの一冊。ペンギンやトゥー・フェイスなど、実写映画版のデザイン案(ダニー・デビートやトミー・リー・ジョーンズ)もあって面白い。映画にはほんのちょっとしか登場しない各ヴィランの乗り物もたくさん掲載されています。お気に入りはトゥー・フェイスのブルドーザー(左右非対称のデザインが最高にかっこいい!)。是非、商品化して欲しいです♪


レゴ(LEGO) バットマンムービー ジョーカーのローライダー 70906

レゴ(LEGO) バットマンムービー ジョーカーのローライダー 70906

  • 出版社/メーカー: レゴ (LEGO)
  • メディア: おもちゃ&ホビー
映画にも登場するジョーカーのローライダー
このキット、車体下部に輪ゴムが付いていて、車体が上下するギミックを楽しめるんですが、なんと映画版に登場するローライダーにもこの輪ゴムが付いていて(車がクラッシュした際に確認できます!)、その芸の細かさにちょっと感動しました♪
 
 
 映画の出来には不満でも、結局LEGO買っちゃうんだけどネ♪(^皿^;)>
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LAIKAの新作アニメは、日本を舞台にした時代劇ファンタジー! [映画鑑賞]

『コララインとボタンの魔女』『パラノーマン〜ブライス・ホローの謎』など、
独創的なファンタジー色の人形アニメーション作品を世に送り出し続けているLAIKA社の新作は、なんと!日本を舞台にした時代劇ファンタジーです!!
 
     『 KUBO and the TWO STRINGS 』
 
【あらすじ】
嵐の大海原を何かから逃げるように漂う一隻の船...
乗っているのは母と幼い男の子の赤ん坊の二人。男の子は左目に傷を負っている
母親は三味線奏者で、彼女の奏でる音色には不思議な力が宿っていた
それから数年後....
少年へと成長したKUBOは、母親と供に海岸沿いにある洞窟で隠遁生活を送っていた
赤ん坊の頃負った傷のせいで片目となってしまったKUBOだが、
それでも元気に育ち、今では母親に負けず劣らずの三味線奏者となっていた
だが、そんな母子の平穏な日々も突如終わりを告げる
二人の前に謎の黒装束姿の刺客が現われたのだ
双子の暗殺者に狙われた母親は、自らの命と引き換えに息子を救うのだった
「なぜ、自分たちが狙われたのか....?」
傷心のKUBOの前に、突如一匹の白猿が現れる
「全ての謎を解く鍵は、お前の亡き父が残した鎧にある....」
こうして白猿、そして旅の途中で出会った屈強なクワガタ虫の戦士とともに、
KUBOは亡き父親の残した鎧を探す冒険の旅へと出掛けるのだった....
 
 
....みたいな物語のようです。
英語がまったく理解出来ないので、予告編映像を見たオイラのあくまでも予想です。
 
相変わらず美術関係が本当に素晴らしいLAIKA社の作品、惚れ惚れします。
LAIKA作品の素晴らしいところは、人形アニメーション(コマ撮り)という伝統的な手法に、最新デジタル技術を融合させて、これまで見た事もないような映像を提供してくれる点です。今作でも冒頭の場面で主人公たちのコマ撮り部分と海面(デジタルCG)が見事に融合していて、素晴らしい映像となっていました。
それにしても、LAIKA作品で日本文化を見る日が来ようとは、嬉しい驚きです。
THANK YOU LAIKA社!!(^皿^)/
日本人としては、主人公の名前が“名前”じゃなく“名字(KUBO....久保!?)だったり、
主人公が手にする父親の甲冑が中国風だったりと、モヤモヤする部分が無きにしもあらずですが、それも許容範囲内です。むしろ、日本美術をよく勉強してそれが作品に反映されているな、と強く感じました。デザインに関しては、日本の版画家である斎藤清氏の作品に強く影響を受けたそうで、風景美術にそのおもかげがちらほらと見受けられます。
主人公が三味線奏者ということなので、劇中での音楽関係にも興味が湧きます。
 
さて....問題は、この作品が果たして日本で劇場公開されるのか?ということです。
『コララインとボタンの魔女』や『パラノーマン〜ブライス・ホローの謎』は、日本でも劇場公開されましたが、前作『THE BOXTROLLS』はその地味さからなのか劇場未公開となり、未だにソフトも未発売という冷遇っぷりで、ちょっと先行きが危ぶまれます。
でも、本作は日本を舞台にした作品なので、なんとか劇場公開して欲しいところです。
さらに本作にはハリウッドスター(シャーリーズ・セロン、ルーニー・マーラ、マシュー・マコノヒーなど)がボイスキャストとして参加しており、そういった意味でも劇場公開する需要はあると思います。どこか気概のある配給会社に頑張って欲しいです!。
 
 
オイラに限らず、LAIKA社の人形アニメーション作品ファンは日本にも沢山いると思います。是非本作の劇場公開実現に向けて、ファンの声を盛り上げていきましょう! 
という訳で、堀越ヨッシーは『KUBO and the TWO STRINGS』を応援しております!(^口^)/

   隻眼の少年....その名はKUBO!
   クボ(KUBO).jpg

The Art of Kubo and the Two Strings (The Art of...)

The Art of Kubo and the Two Strings (The Art of...)

  • 作者: Emily Haynes
  • 出版社/メーカー: Chronicle Books
  • 発売日: 2016/07/19
  • メディア: ハードカバー



Kubo and the Two Strings: His Adventure Begins

Kubo and the Two Strings: His Adventure Begins

  • 作者: Lucy Rosen
  • 出版社/メーカー: Little, Brown Books for Young Readers
  • 発売日: 2016/07/19
  • メディア: ペーパーバック



Kubo & The Two Strings

Kubo & The Two Strings

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 2016/08/05
  • メディア: CD



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下ネタ、血と暴力、そしてWHAM!(ワム!)〜『デッドプール』を鑑賞する [映画鑑賞]

 
        『デッドプール』(原題:DEAD POOL)
    2016年 アメリカ映画 カラー 108分 20世紀フォックス配給
 
監督:ティム・ミラー
脚本:レット・リース&ポール・ワーニック
音楽:トム・ホーケンバーグ
 
出演:ライアン・レイノルズ   ....ウェイド・ウィルソン/デッドプール
   モリーナ・ハッカリン   ....ヴァネッサ/ウェイドの恋人
   T.J.ミラー        ....ウィーゼル/酒場のバーテンダーでウェイドの親友
   エド・スクライン     ....フランシス(エイジャックス)/悪の科学者
   ジーナ・カラーノ     ....エンジェル・ダスト/フランシスの用心棒
   ブリアナ・ヒルデブランド ....ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド
                 (ヒーローチーム「X-MEN」の新人メンバー)
   ステファン・カビチッチ  ....コロッサス/ロシア出身のX-MENメンバー
   他
 
【あらすじ】
かつて特殊部隊に所属していたウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は、現在傭兵としてその日暮らしの日々を送っている。仕事を斡旋してくれる酒場のバーテンダー、ウィーゼル(T.J.ミラー)とは気の置けない仲だ。そんなある日、ウェイドは売春婦ヴァネッサ(モリーナ・ハッカリン)と運命的な出会いを果たし恋におちた。二人は相思相愛となり、ウェイドはこれまでにない幸せに包まれる。だがその矢先、ウェイドは医者から末期ガンを宣告され、不幸のどん底へと突き落とされた。落ち込むウェイドだったが、その彼の前に謎の男が現われた。「あなたのガンを治療してあげますよ」....男の言葉に怪しさを感じつつも、愛するヴァネッサのため一縷の望みをかけるウェイド。
だが、それは人体をミュータントへと改造する禁断の手術だった....!
 
 
【マーベル映画の勢いが止まらないッ!】
マーヴェル・シネマ・ユニバース(MCU)の勢いが止まりませんッ!
『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』が正直微妙な出来だったDCユニバース映画に対し、快進撃を続けるマーベル映画。現在劇場公開中の『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』も、最高にエキサイティングな内容で大いに楽しめました。
その興奮も冷め止まぬままに、間髪入れずやってきたマーベル最新作『デッドプール』。
これがまた最高にクール!な出来映えで、大満足の内容でした。
つくづく感じるのは、MCU作品のバラエティに富んだ作風です。
厳密に言うと、『デッドプール』はいわゆるMCU路線とは異なる訳ですが、これまでのマーベル映画作品にはなかった下ネタや過激なバイオレンス描写が満載で、新たなマーベル映画の魅力を開拓した作品と言えるでしょう。
 
【本物の“デッドプール”、遂に登場!】
デッドプールと言えば、かつて『ウルヴァリン:X-MENゼロ』(09)に登場したことで有名なキャラクターです。しかし、原作とはあまりにもかけ離れたその姿に、ファンの間では失望が広がりました。その作品でデッドプールを演じていたのが、誰あろうライアン・レイノルズでした。彼自身が誰よりも「こんなのデッドプールじゃないッ!」と強く思っていたらしく、長年「デッドプール」主演の映画化を模索していたそうです。本作ではプロデューサーも兼任して、遂に本物のデッドプールを描くことに成功したライアン・レイノルズ。
映画本編の中でデッドプールが「これは愛についての物語だ」と観客に語りかける場面がありますが、正にその言葉通り、ライアン・レイノルズのデッドプール愛に満ち溢れた作品となっていました。
 
【実は、X-MENのスピンオフ映画....!?】
予告編にX-MENのミュータントであるコロッサスが出ていたので、デッドプールとどんな風に絡むのか?興味津々でしたが、蓋を開けてみたら、がっつり「X-MEN」シリーズのスピンオフ的作品に仕上がっていました。ちゃんと本拠地である“恵まれし子らの学園”も出てきますし、シリーズではお馴染みの戦闘機も出てきます。ついでに、ヒュー・ジャックマンも意外な形で登場します(笑)。
コロッサスと言えば、これまで「X-MEN」シリーズにもちらりと顔を出していましたが、本作ではよりコミックスに近いイメージで登場&活躍します。でかい図体にも関わらず、非常に生真面目な性格がデッドプールと対照的で、それが笑いを誘っていました。
一方、初登場だったのが、ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド。
X-MENに所属する女性の新人ミュータントで、その身体からエネルギーを放出させて爆発を引き起こすという能力を持っています。クライマックスでの活躍を見る限り、まだ自身の能力を完全に使いこなせてないようで、今後の動向が非常に気になる新人ミュータントです。終始、不機嫌な表情を浮かべる今時の現代っ子を、ブリアナ・ヒルデブランドがチャーミングに演じています。クライマックスの戦いの時、しっかりX-MENスーツを着てくる真面目さが、逆に可愛くて惚れました♪
 
【“第4の壁”を突き破れッ!】
映画の中の登場人物が、画面の中から観客に向かって語りかける演出は、これまでにも色んな作品で見かけることもあって、それ自体は珍しい演出とは思いませんでしたが、本作の凄い所は“第4の壁”を超えた演出に付け加えて、現実とフィクションがごちゃ混ぜになっている点です。例えば、コロッサスがプロフェッサーXの話題を持ち出すと、デッドプールは「それってパトリック(・スチュワート)?、それともジェームズ(・マカヴォイ)のこと?」と、プロフェッサーXを演じた俳優名を挙げて茶化します。また、X-MENたちが暮らす“恵まれし子らの学園”を訪ねた際には、「なんでこんな大邸宅にお前ら二人しかいないの?、映画の予算がなくて他のメンバーを呼べなかったんだろ?」と、これまた自虐ネタで笑いを誘います。
こうしたギャグ演出は、下手をすると物語自体を破綻させかねない危険性をはらんでいますが、本作はそうした危険性をギリギリで回避させつつ、非常にバランスよく笑いを生みだしていました。観ているこちら側としては、フィクション部分と現実部分の両方を楽しみながら鑑賞出来ました。
 
【ライアン・レイノルズは、最高にかっこいい漢(おとこ)!】 
とかく主演俳優自身がプロデューサーも兼任すると、自分をかっこよく見せたがる傾向に走りがちです。ライアン・レイノルズもその点は同じですが、彼が偉いなと思うのは、デッドプール=ウェイド・ウィルソンの人間性をしっかりと描いているところです。
例えば、ヴァネッサとのベッドシーンでは、ア◯ルセックスさせられる場面(四つん這いになって不安そうな顔をしているライアン・レイノルズの表情が最高!)を取り入れてみたり、プロポーズをする場面では下半身丸出しだったりと、およそヒーローらしくない間抜けな場面をきちんと描いています。また、ガンを宣告された後、ひとり夜中に涙する場面や、全身がただれて醜くなった顔を周囲の人たちに見られた時の脅えなど、ひとりの人間しての弱さもきちんと描いています。また『イースタン・プロミス』(07)のヴィゴ・モーテンセンばりに全裸で敵と格闘したりと、役者としてはかなりハードなことにも挑戦していて、そういう姿勢は本当にかっこいいと思います。
映画の中のデッドプールは確かにかっこいいキャラでしたが、何より映画化を長年企画して、それを実現し、尚かつ魅力的にデッドプールを演じたライアン・レイノルズ自身が、最高にかっこいい男....いや、漢(おとこ)です!
 
【人としての度量を試される映画】 
この映画、“人としての心の度量”が試される作品です。
 
オナニー!など直接的な表現の下ネタを、「ガハハ!」と笑い飛ばせるのか?、
刀で切られた人体が宙を舞う、といったブラックユーモアに溢れたバイオレンス描写を、「ワォーッ!」と興奮出来るのか?、
超人たちのマンガ的活躍を、童心に返って「ウヒョーッ!」と楽しめるのか?、
ウェイドとヴァネッサの純愛を、思わず応援したくなる清い心を持っているのか?....etc
 
成熟した人ほど、楽しむことが出来る作品、それが『デッドプール』です。
デッドプール自体はとてもふざけたキャラクターで、これまでのヒーロー像とはかなりかけ離れた性格の持ち主です。簡単に人は殺すし、エロい話ばかりをしている、お喋り不真面目野郎です。ですが、そのマスクの下にはとても人間味溢れた人物が存在します。
その中身であるウェイド・ウィルソンをライアン・レイノルズがとても魅力的に演じたおかげで、デッドプールもまたひと味もふた味も違う魅力溢れるヒーローとなっていました。
「愛する人を命がけで守る!」....それこそがヒーローの基本中の基本。
そういった意味では、紛れも無くデッドプールは真のヒーローでした。
 
“俺ちゃん”ヒーロー、最高ッス!!(^皿^)/ 
 
 
  『それじゃあ、いっちょヒーローやってみっか!!』
  デッドプール.jpg
 
 
メイク・イット・ビッグ

メイク・イット・ビッグ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2013/07/24
  • メディア: CD
♪ケアレス・ウィスパーは、やっぱ名曲♪
 

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たまたま初日に鑑賞したら、劇場でデッドプールのフィギュアを頂いちゃいました♪
「どうせたいしたモノじゃないだろう」と思っていたら、
コレが意外に出来が良くてビックリ!....疑ってゴメンナサイッ!!
 
絶賛発売中の「映画秘宝7月号」 
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本書には冒頭デッドプールの日本語吹き替え版を担当した加瀬康之さんのインタビュー記事が掲載されています。加瀬康之さんと言えば、近年ではレオナルド・ディカプリオの吹き替えがハマり役ですが、本作でも実に魅力的にデッドプール(=ライアン・レイノルズ)を演じられています。インタビューでは加瀬康之さんの収録時の様子や、吹き替えお芝居に対する情熱が詳しく語られていて、読み応えあり!でした。
是非、溝端淳平さんにも読んで欲しいですね!(^皿^)/
 




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親友(とも)を救うため、仲間(とも)と戦う!〜『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』を鑑賞する [映画鑑賞]

 
      『 シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ 』
         (原題:CAPTAIN AMERICA:CIVIL WAR)
           2016年 アメリカ映画 2時間28分
 
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監督:アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ
脚本:クリストファー・マルクス&スティーヴン・マクフィーリー
音楽:ヘンリー・ジャックマン
 
出演:クリス・エバンス     ....スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ
   ロバート・ダウニーJr   .....トニー・スターク/アイアンマン
   スカーレット・ヨハンソン ....ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ
   セバスチャン・スタン   ....ジェームズ・B・バーンズ/ウィンター・ソルジャー
   アンソニー・マッキー   ....サム・ウィルソン/ファルコン
   ドン・チードル      ....ジェームズ・ローズ大佐
   ジェレミー・レナー    ....クリント・バートン/ホークアイ
   チャドウィック・ボーズマン....ティ・チャラ/ブラック・パンサー
   ポール・ベタニー     ....ヴィジョン
   エリザベス・オルセン   ....ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ
   ポール・ラッド      ....スコット・ラング/アントマン
   エミリー・ヴァンキャンプ ....シャロン・カーター/エージェント13
   トム・ホランド      ....ピーター・パーカー/スパイダーマン
   フランク・グリロ     ....ブロック・ラムロウ/クロス・ボーンズ
   ウィリアム・ハート    ....サディアス・ロス/米国務長官
   他
 
【あらすじ】
“キャプテン・アメリカ”こと、スティーブ・ロジャース(クリス・エバンス)は、苦境に立たされていた。超人チーム「アベンジャーズ」の一員として、また国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.」の主要メンバーとして、数々の危機から世界を救ってきたキャプテン・アメリカ。だが国境を無視して活動し、世界各地で民間人を巻き込む被害を引き起こして来た彼らの行動には世界中から非難が高まり、もはや看過出来ないところまできていた。
こうした事態を受けて、アメリカ政府が遂に動き出した。ヒーローたちの活動を規制する“超人登録法”を強要してきたのだ。それは超人たちを国連の管理下に置き、国連が許可した事象に限り活動出来るというものだった。その法案にいち早く賛同を示したのが、“アイアンマン”ことトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)だった。これまで通りアベンジャーズを存続させたい彼は、何より世論の支持が必要不可欠だと考えたのである。だが、個人の自由意志を尊重するスティーブ・ロジャースはその法案に異を唱える。二人が対立する中、やがて事件が起こる。超人登録法=ソコヴィア協定の裁決が議題となる国連会議の場が何者かによって襲撃されたのだ。テロの容疑者として名前が上がったのは、秘密結社ヒドラの残党で、凄腕の暗殺者“ウィンター・ソルジャー”(セバスチャン・スタン)。親友であるバッキーを助けたい一心で単身行動したスティーブ・ロジャースの行いは、結果的に更なる混乱を生むことになってしまう。やがて、トニー・スタークとの間に出来た亀裂は決定的となり、他のヒーローたちも巻き込んで、大きな内戦(=シビル・ウォー)へと発展していくのだった....
 
 
【これが、本当の“アベンジャーズ2”だッ!】 
『アベンジャーズ2/エイジ・オブ・ウルトロン』(以下AoU)が、チョーつまらなかったのです。理由は単純明快!....それは悪役である人工知能ウルトロンが“バカ”だったから!。人類を滅ぼすのに、なぜかロボット軍団を作ったり、わざわざ街ひとつを持ち上げて隕石代わりにしたり、と、やってることがいちいち回りくどくて、究極の人工知能のはずなのに全然賢くないッ!。そんなチョー頭の悪いウルトロンに、正直ゲンナリしたのです。悪役が魅力的でなければ映画は面白くなるはずもなく、結果『アベンジャーズ2』にはかなりの消化不良を覚えました。何より前作を完璧に仕上げたジョス・ウェドン監督に対する失望感はハンパなく、かなり落ち込みました(泣)。
そんな中、やってきたマーヴェル・シネマ・ユニバース最新作『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』。前作『CA:ウィンター・ソルジャー』に引き続きメガホンを撮るのは、アンソニー&ジョー・ルッソ監督。しかし、前述のジョス・ウェドン監督の例もあって、期待半分不安半分で本作を鑑賞しました。
結果、アンソニー&ジョー・ルッソ監督は、今回も見事やってのけてくれました!。
『シビル・ウォー:CA』最高に面白かったです!(興奮気味!)
本作は『キャプテン・アメリカ』シリーズ第3弾ですが、同時にこれは紛れも無く『アベンジャーズ2』でした。もう、オイラの中では『AoU』は無かったことにしたい。
と言うか『AoU』は本作に向けた壮大な予告編だったんだね!。
 
【対立するキャプテン・アメリカとアイアンマン】
本作のテーマは、ズバリ!“正義の処し方”についてです。
組織の中に身を置き正義を施行するのか?、それとも個人の自由意志で行動するのか?....
この二つの考え方を巡り、キャプテン・アメリカとアイアンマンが激しく対立することになります。ここで興味深い点は、キャプテン・アメリカとアイアンマンそれぞれの立ち位置です。
政府の管理下に身を置き、活動することを支持するアイアンマンことトニー・スターク。
一方、各自の自由意志を元に活動することを望むCAことスティーブ・ロジャース。
でも、この二人『アベンジャーズ』の頃は、これとはまったく逆の立ち位置だったのです。
『アベンジャーズ』結成当時、チームワークを重んじ、組織の支持に従おうとする優等生キャプテン・アメリカ。一方そんな彼を批判し、政府なんて信じられないとばかりに単独行動をとるアイアンマン。『アベンジャーズ』結成当時、考え方や価値観の違いから衝突することの多かった二人でしたが、今回『シビル・ウォー』では、その価値観を反転させて対立している点が、作品をユニークなものにしています。
キャプテン・アメリカとアイアンマンは、ともに『アベンジャーズ』の戦い以降、それぞれ様々な経験を経て、その結果それまでの価値観が180度変化することになります。このふたりの考え方はどちらも正しいし、また同時にどちらも危うさを孕んでいます。この答えの出ない禅問答のような、或いは哲学的なテーマのぶつかり合いが物語の主軸です。前作『ウィンター・ソルジャー』に於いてもシリアスな演出が見事だったアンソニー&ジョー・ルッソ監督でしたが、本作でもその演出力は健在で、実に見応えのあるドラマに仕上がっていました。
 
【痛みが伝わる、壮絶アクション満載!】
アンソニー&ジョー・ルッソ監督のもうひとつの魅力はアクション演出です。
CG使用は最小限に留め、ライブアクションを多用し、臨場感溢れるカメラワークで見せる演出は、とにかく迫力満点です。
映画のつかみである冒頭の悪党クロスボーンズ捕縛作戦から、早くもアクション演出のキレが炸裂します。キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ファルコン、スカーレット・ウィッチが、それぞれの持ち味を活かしながら、悪党クロスボーンズを追い詰めていきます。因みにクロスボーンズは前作に登場したキャップの元同僚ブロック・ラムロウ(フランク・グリロ)で、キャップへの復讐に燃えています。無骨でパワフルな悪党クロスボーンズとの戦いは、こちらにも痛みが伝わってくるような迫力あるアクション演出で、とても見応えがありました。
また、ドイツに潜伏していたウィンター・ソルジャー=バッキーを助けに来たキャプテン・アメリカ。そこにドイツ軍がなだれ込んできて、激しい銃撃戦が展開されます。狭い空間であるらせん階段を使った逃走劇は迫力満点で見応えたっぷり。ドイツ軍の銃撃をメタルアームの左腕で防ぐウィンター・ソルジャーがとてもかっこいい!。更にそこへ復讐を誓う謎の男=ブラックパンサーが急襲、ここから激しいカーアクションへとなだれ込んでいきます。バイクを奪って逃走するウィンター・ソルジャー、疾走するブラックパンサー、車で追跡するキャプテン・アメリカ。天井の低いトンネルでのカーチェイスは、見ているこちらが思わず首をすくめてしまうような迫力で、こちらも画面に釘付けのアクション場面でした。
そして、クライマックスの見せ場である空港での一大バトルは、これまでのシリアスなアクション演出とは一転、これぞアメコミ映画!といった楽しさで溢れていました。6対6に別れて戦うヒーローたちが、互いの特技を活かして戦いを繰り広げます。ここでの見所はやはりヒーローたちによるコンビネーションプレイです。ここでとあるヒーローによる驚きの展開が待ち受けています。このサプライズは是非映画本編を見て下さい!。
そして、最後にはキャプテン・アメリカVSアイアンマンVSウィンター・ソルジャーの三つ巴戦が繰り広げられます。一度はキャプテン・アメリカに対して理解を示したアイアンマンでしたが、あることをきっかけに再び拳を交えることになってしまいます。過去に起こった辛く悲しい出来事をきっかけに、戦うことになってしまう三人に、涙せずにはいられませんでした。
 

【新ヒーロー、続々と参戦!】
本作には実に多くのヒーローたちが登場します。
だからこそ本作のタイトルは、「アベンジャーズ2:シビル・ウォー」としたい所です。
シリーズのレギュラーであるブラック・ウィドウやファルコン、ウィンター・ソルジャー、エージェント13はもちろん、「アイアンマン」からはウォーマシンが、「アベンジャーズ」からはホークアイ、スカーレット・ウィッチ、ビジョンらが参戦します。これだけでもお腹いっぱいな訳ですが、更に新キャラクターも参戦してきます。
〈ブラック・パンサー〉
地上最強の金属ヴィブラニウムが唯一産出されるアフリカの小国ワカンダ。そこの皇太子ティ・チャラが父親の仇を討つために変身した姿がブラック・パンサーです。ヴィブラニウムを編み込んだスーツは防弾性に優れ、両手のグローブからは同じくヴィブラニウム製の爪が飛び出します。その容姿はバットマンとキャットウーマンを足して2で割ったような姿。その名の通り、黒豹が如くしなやかに躍動する姿は実にかっこいいです。ただ、なぜ彼の身体能力がキャップやウィンター・ソルジャー並みなのか?、その点に触れられていなかった点が唯一残念な部分でした。
演じるチャドウィック・ボーズマンの知的で紳士的な態度が好感度大な“やんごとなきヒーロー”ブラックパンサーですが、彼を主役にしたスピンオフ作品も製作されるそうなので、そうした謎の部分も含めて楽しみです。
〈スパイダーマン〉
本作のサプライズはなんと言っても、我らの“親愛なる隣人”スパイダーマンが遂に参加したことに尽きます。これまで“大人の事情”でマーベル・シネマ・ユニバース(MCU)に参加出来なかったスパイダーマンでしたが、権利問題をクリアして遂に本作からMCUに参戦します。新しくピーター・パーカーを演じるのは、若手俳優トム・ホランドです。これが実にハマり役で、見事に新生ピーター・パーカーを演じてくれました。
(眼鏡をしてなかった点が、唯一残念ッ!)
戦いの最中、ついついお喋りしてしまうスパイダーマンの姿が、可笑しくてたまりません。何より同じお喋りでも、アンドリュー・ガーフィールドみたいに相手を侮辱したり、小馬鹿にしたりしない点が好印象♪。どうやら、こちらもトム・ホランド主演で新しいスパイダーマンシリーズが始まりそうなので、これまた非常に楽しみです♪
(じゃあな、GOODBYE アンドリュー・ガーフィールド!)。
〈アントマン〉
一方、同じく今回からMCU参戦となったのが、アントマンことスコット・ラング。
演じるポール・ラッドのヒーローらしくないトボけた感じがいい味を出しています。ネタばれになるので敢えて詳細は避けますが、クライマックスの空港での大バトルで、このアントマンがとんでもないことになります。まさかこんな展開になるなんて驚き!
(これって、よくよく考えたら英語圏のダジャレですよね??)
この意外な展開には驚きながらも凄く楽しめたクライマックスでした。
  
当初、割とシリアスな本作にスパイダーマンやアントマンといった軽めのヒーローが作風に合うのかな?といった不安がありましたが、初参加にも関わらず二人は見事に作品に溶け込んでいて、このあたりの演出もさすがだと感じました。緊張感のあるドラマの中で、二人は良い意味で一服の清涼剤になっていたように思います。
 
【これぞ娯楽エンターテイメントの決定版!】
全体を通してシリアスなドラマが展開する本作ですが、要所要所でユーモアを交えた演出もあり、このあたりのバランス感覚が絶妙でした。そして映画の売りでもある迫力のアクション場面は見応え充分、更にこれだけ数多くのヒーローを出演させながら、その全てのヒーローに見せ場があるという構成が巧みな脚本、ドラマチックな物語を盛り上げるヘンリー・ジャックマン師匠の音楽と、前作『ウィンター・ソルジャー』に負けず劣らずの娯楽作品に仕上げたアンソニー&ジョー・ルッソ監督、本当にあっぱれです!。
G・Wに鑑賞するにふさわしい、正にゴールデンな娯楽エンターテイメント。
是非、皆様も劇場にてご鑑賞下さいッ!!(^皿^)/
 

映画鑑賞前にこちらを見ていると、より一層作品を楽しめます♪
今作もそうですが、エンド・クレジットがかっこ良くてお気に入りです

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実は未見の『アントマン』...早く見ないと!
 

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楽しいタイムトラベルでトラブル発生!?〜『天才犬ピーボ博士のタイムトラベル』を鑑賞する [映画鑑賞]

 
        子供が犬を家族に出来るなら、
     犬が子供を家族に出来ない訳はありません
                〜裁判所、判事の言葉〜
 
    
       『天才犬ピーボ博士のタイムトラベル』
         ( 原題:Mr.PEABODY & SHERMAN )
         2014年 アメリカ映画 カラー 93分
 
  監督:ロブ・ミンコフ(『ライオン・キング』『スチュワート・リトル』)
  脚本:クレイグ・ライト
  音楽:ダニー・エルフマン
 
声の出演:タイ・バーレル(ピーボディ博士/天才実業家にして名士の白犬)
     マックス・チャールズ(シャーマン/ピーボディ博士の養子)
     アリエル・ウィンター(ペニー・ピーターソン/シャーマンの同級生)
     アリソン・ジャニー(ミス・グラニオン/児童安全保護局の職員)
     ローリー・フレイザー(マリー・アントワネット/フランス王妃)
     スタンリー・トゥッチ(レオナルド・ダ・ヴィンチ/伊の天才芸術家)
     パトリック・ウォーバートン(アガメムノン/トロイア戦争の英雄)
     他
 
【あらすじ】
頭脳明晰の天才犬ピーボディ博士は、人間の子であるシャーマンを養子として引き取り、育てている。自身の開発したタイムマシン(通称:モドリン)を駆使して、生の歴史を学ばせながら子育てをするピーボ博士のおかげで、シャーマン少年は賢くすくすくと育っていた。
そして、迎えた小学校入学初日。シャーマンはクラスメイトであるペニーと些細な事でケンカとなり、彼女をケガさせてしまう。学校から通報を受けた児童安全保護局の職員ミス・グラニオンは、犬が人間を育てていることに不快感でいっぱいの人物。ピーボ博士に親としての資格があるのか?、をチェックすると言いだしてきた。ピーボ博士はこの事態を収束させるべく、ペニーとその両親を食事会に招き、関係修復を計ろうとする。だが、シャーマンがピーボ博士のタイムマシンを勝手に使用したことで、ペニーは古代エジプトの地へと居座ってしまった!。困ったシャーマンはピーボ博士とともにペニーを迎えに古代エジプトに向かうのだが、それは波乱の旅の幕開けだった....!
 
(注:以下、映画のストーリーに触れています....ご了承下さい) 
 
【ナメてた映画が、実は傑作だった....!】
眼鏡をかけた少年、彼の世話をする動物キャラ、そしてタイムマシン....と来れば、
日本人なら真っ先に頭に浮かぶのは、『ドラえもん』ですよね♪
でも、実は『Mr.PEABODY & SHERMAN』の方が世に出たのは先だったりします。
原典は1960年代にテレビ放映されていたアニメ『空飛ぶロッキー君』内のワンコーナー。
日本でもNHK他で放送されていたそうですが、年代的にオイラは未見でした。
それ故に、今回のDWAの新作がリメイク作品と聞いてそれほど注目していなかった訳ですが、実際に鑑賞してみたらコレが非常に面白いアニメーション作品となっていました。
 
【ピーボディ博士、華麗に登場!】
オープニング〜ダニー・エルフマン作曲の軽快なBGMにのって、ピーボ博士が登場♪。
彼の自己紹介という形で物語はスタートします。彼のこれまでの経歴や現在の環境が簡潔に語られた後、養子であるシャーマンが登場、ピーボ博士の発明したタイムマシンに乗って、最初(注:映画の中でという意味。二人はすでにこれまで何度も時間旅行している)のタイムトラベルである“フランス革命”の地へと旅立ちます。貴族の扮装をしてベルサイユ宮殿に紛れ込んだ二人は、王妃マリー・アントワネット(ぽっちゃり体型♪)と遭遇、その後民衆の一揆に巻き込まれ、ピーボ博士は哀れ囚われの身となってしまいます。大広場に設けられた処刑場のギロチン台に拘束されたピーボ博士は、心配するシャーマンをよそにどこ吹く風。その類い稀なる頭脳であっという間に危機を回避し、時間旅行を満喫した二人は現代へと戻ってきます。
ここまでのタイムテーブル、わずか10分強!。たったこれだけの短い時間で、登場人物のキャラクターや関係性、物語の世界観などが全て的確に語られ、無駄のない非常に洗練されたオープニングとなっています。実は当初、オイラは“犬が人間の子供を育てている”という突拍子もない設定についていけるのか?という不安があった訳ですが、映画が始まってすぐそんな不安は消し飛んでいました。そして、このOPシークエンスが終わる頃には、すっかり『天才犬ピーボ博士のタイムトラベル』の世界にどっぷりと魅了されていました♪
 
【子育ては、やっぱり大変....!?】
シャーマンは小学校入学を迎えます。ピーボ博士とともに幼い頃から勉強三昧のシャーマンはとても優秀で、授業でもその成果を発揮します。その結果、意図せずして同級生であるペニーのプライドを傷つけることとなってしまったシャーマンは、昼食の時間にペニーから嫌がらせを受けます。親のことをバカにされて怒ったシャーマンは彼女に噛みついてケガをさせてしまい、その結果、児童安全保護局に通報されてしまいます。保護局のミス・グラニオン(本作に於ける“悪役”的キャラクター)はピーボ博士(=犬)が人間の子供を育てていることを快く思っておらず、この事象をきっかけにシャーマンとピーボ博士を引き離そうと画策します。ピーボ博士はケンカの原因が自分だったことをシャーマンから聞き、ショックを受けます。壁にかかった思い出の写真の数々を見ながら、これまでの出来事を回想するピーボ博士。ジョン・レノンの名曲♪ビューティフル・ボーイに乗せて、二人の過去が甦ります。歴史上の人物(ライト兄弟、ゴッホ、ベートーヴェン..etc)と触れ合う様子は実に微笑ましい場面です。しかし、この回想場面の最後で実はシャーマン少年が“捨て子”だったことを我々は知る事になります。時間軸を遡りながら、ほのぼのさせておいてからの切ない場面を見せるという憎い演出に、見事泣かされてしまったオイラでした。
 
【タイムトラベルで、トラブル発生!】
シャーマンとペニーを仲直りさせるため、食事会を開催したピーボ博士でしたが、ピーボ博士とペニーの両親が談笑している間、シャーマンはペニーと二人だけで時間旅行に出掛けます。古代エジプトの地で若きファラオ王に見初められたペニーは、セレブ結婚を大喜び!。困ったシャーマンはペニーを助け出すため、ピーボ博士に救いを求めます。という訳で、古代エジプトに乗り込んだ二人でしたが、あえなく囚われの身に。そしてお約束のインディ・ジョーンズ的展開がありつつ、なんとかペニーを救い出したピーボ博士とシャーマンは現代へ戻ろうとしますが、タイムマシンを乱用したせいでまさかのエネルギー切れ。ピーボ博士はエネルギーを入手すべく、ワープの途中で友達の所へ立ち寄ることにします。
それが伊の芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチです。
 
【シャーマンとペニーのロマンティックな大空デート♪
ピーボ博士がレオナルド・ダ・ヴィンチの元を訪れると、彼はいま正に名画モナ・リザを製作中♪。すでにピーボ博士と知り合いとなっていた(笑)ダ・ヴィンチは博士の協力依頼を快諾、二人でタイムマシンのエネルギーを作る機械の製作にとりかかります。その間、シャーマンとペニーはダ・ヴィンチの工房を探索、そこで空飛ぶ機械(グライダー)を発見します。ペニーの強引さに負けて、シャーマンは空飛ぶ機械(グライダー)に乗って大空へと飛び出します。夕日を背景にフィレンツェの街を空飛ぶ機械(グライダー)で滑空する映像はダイナミックで迫力満点!、そしてこれを機にすっかり仲良くなったシャーマンとペニー。登場時には憎らしいキャラだったペニーが、この頃にはとってもキュートで魅力的な女の子になっていて、このあたりの演出も非常に巧みです。しかし、結局空飛ぶ機械(グライダー)は墜落。空飛ぶ機械(グライダー)が滑空する姿を目の当たりにしたダ・ヴィンチは感動で大喜びでしたが、ピーボ博士は歴史的遺産を破壊したシャーマンを叱責します。
結果、父と子の関係に微妙な暗雲が立ちこめ始めます。
 
【トロイア戦争で、父(ピーボ)と子(シャーマン)の戦争も勃発!?】
ダ・ヴィンチに別れを告げ、現代へと戻ろうする3人でしたが、ピーボ博士から怒られてばっかりのシャーマンは不機嫌気味。更に自身が保護施設に送られるかもしれないという事実を知らされ、更にピーボ博士に対し不満を募らせるシャーマン。更に更に!タイミングが悪くワープ中にブラックホールと遭遇!。緊急回避の過程でタイムマシンはまたまた別の時代へと不時着することになります。その場所は紀元前のトロイア戦争。そこで出会った屈強な兵士アガメムノンとなぜか意気投合してしまうシャーマン(笑)。ピーボ博士に自分のことを認めてもらいたいシャーマンは、戦争に参加するといって聞きません。しかし、子供が何かを出来る訳もなく、結局危険にさらされたシャーマンはピーボ博士に助け出されますが、その代わりにピーボ博士は命を落としてしまいます。
まさかの展開!!....どうする!?、シャーマン!? 
 
【タイムトラベル的面白さ、爆発!】
途方に暮れるシャーマンでしたが、妙案を思いつきます。
「ピーボ博士を助けられるのは、ピーボ博士しかいない!」
シャーマンはペニーとともに現代に戻り、現代のピーボ博士に助けを求めます。しかし、それはタイムトラベルの絶対破ってはいけないルール(〜即ち“自分の存在する時間にタイムトラベルしてはいけない”)を破るものでした。ここから、バック・トゥ・ザ・フューチャー的面白さが加速していきます。現代に戻ったシャーマンは、運悪くもう一人の自分と遭遇、更には過去から戻ってきたシャーマン博士(実は生きていた!....笑)も、もう一人の自分と遭遇してしまいます。更にタイミング悪くそこに児童安全保護局のグラニオンが登場!、皆が混乱する中、ピーボ博士とシャーマンはもう一人の自分と合体してしまいます。混乱を生じさせたピーボ博士に親の資格がないと判断したグラニオンは無理矢理シャーマンを連れ出そうとしますが、怒ったピーボ博士はグラニオンに噛みつき、結果警察に通報されてしまいます。一方、二人がタイムトラベルの規則を破ったことで、空間に歪みが生じ、ニューヨークの街に巨大な時空の裂け目が発生!、そこから、過去の偉人たちが次々とニューヨークの街へとやってくるという異常事態に街はパニック状態!(まるで『アベンジャーズ』状態だ!)。ピーボ博士は事態を解決すべく、過去に戻って時空の歪みを正そうと試みますが裂け目のせいで上手くいきません。そこにグラニオンが再び登場、ピーボ博士は警察に連行されそうになります。
引き離されそうになるピーボ博士とシャーマン。果たして、ピーボ博士とシャーマンは親子の絆を取り戻せるのでしょうか?、そして、大混乱に陥ったニューヨークの街は平穏を取り戻せるのでしょうか?。その結末は是非、皆さんの目で確かめて下さい。いかにも“アメリカ”的なオチと爽やかな感動が待ち受けるクライマックスを是非お楽しみ下さい♪
 
【あらゆる魅力が満載の映画♪】
正直なところ、この作品、SFタイムトラベルものとしてはツッコミどころ満載です。
が、そうしたツッコミは野暮です。そもそも、主人公が人間の言葉を喋る犬な訳ですから、他の事にツッコミを入れる意味がありません。主人公が犬という設定は確かに奇抜で、全体的にコメディ作品ではありますが、実は描かれるテーマは真面目そのものです。
ズバリ!「血のつながりのない者同士は、果たして家族になれるのか?」です。
そうした深いテーマを縦軸にして、そこにシャーマンの成長物語を絡め、さらにSF的楽しさを盛り込んだ快作です。とにかく、クレイグ・ライトの脚本が素晴らしいです。そして、美術デザインの美しさにも魅了されました。
 
世界的に有名な“白い犬”と言えば、真っ先に頭に思い浮かぶのは、スヌーピーですよね?。もちろん、スヌーピーも可愛いし、映画版ドラえもんも楽しいかもしれませんが、是非騙されたと思って一度『天才犬ピーボ博士のタイムトラベル』を鑑賞してみて下さい。そうすれば、きっとアナタもオイラのようにピーボ博士の魅力にどっぷりとハマるはずです。
超お薦めの作品です!(^皿^)/
 
 
  Mr.PEABODY
  ピーボ博士(Mr.PEABODY).jpg 
頭脳明晰な天才犬、ピーボ博士
子犬の時点で、すでにプラトンの哲学書を熟読していたピーボ博士
その後、知識の探究を極め、ハーバード大学を首席で卒業
でも、ピーボ博士は単に“賢い”だけじゃありません!
スポーツ万能だし、料理もプロ級の腕前♪
更にありとあらゆる楽器を弾きこなせる音楽家の才能もある、正に天才
加えて、発明家として業績のある実業家なので、超大金持ち!
そんな、すべてを手に入れたピーボ博士が唯一持てなかったもの....それが家族
という訳で、捨て子だったシャーマン君と運命的な出会いをしたピーボ博士は、自分が持てなかったもの(=家庭)をシャーマン君に与えたいという一心で、彼を養子にするのでした
....って、設定が泣けるぜ、チキショーッ!(T皿T)

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歴史上の偉人がたくさん出演する本作
アナタは果たして何人わかるかな?
 


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孫を立派な吸血鬼(ヴァンパイア)に育てたい♪〜『モンスター・ホテル2』を鑑賞する [映画鑑賞]

     
           『モンスター・ホテル2』
          (原題:HOTEL TRANSILVANIA 2)
   
   監督:ゲンディ・タルタコフスキー
   脚本:ロバート・スミゲル、アダム・サンドラー
 声の出演:アダム・サンドラー(ドラキュラ)、セリーナ・ゴメス(メイヴィス)、
      アンディ・サムバーグ(ジョナサン)、メル・ブルックス(ヴラッド)、他
 
【あらすじ】
人間の青年ジョナサンと吸血鬼ドラキュラの娘メイヴィスは、めでたく結婚した。
二人の結婚を機に、それまで怪物専用だったホテル・トランシルヴァニアは、人間にも開放され人気となっていた。やがて長男デニスが誕生し、幸せいっぱいのジョナサンとメイヴィス。一方メイヴィスの父ドラキュラは初孫誕生に大喜び!、デニスを立派な吸血鬼に育てたいと鼻息荒いが、人間の子として育てたい意向のメイヴィスとはなかなかソリが合わない。人間と吸血鬼のハーフであるデニスには、未だヴァンパイアとしての兆候が見られず、5歳の誕生日までに牙が生えなければ、デニスは人間のまま育ってしまう。焦ったドラキュラは、デニスの中に眠る吸血鬼の本能を呼び覚ますべく、友達のフランケンシュタインや狼男らの力を借りて色々と試すが、なかなか上手くいかないのだった。
そして、遂に運命の日....デニス5歳の誕生日がやってきた。デニスは見事ヴァンパイアになれるのか?、それとも人間のままなのか?。だが、そこへドラキュラの父親でメイヴィスにとっては祖父にあたるヴラッドがやってきたから、さあ大変。大の人間嫌いであるヴラッドのせいで誕生日会は大混乱!、果たして、デニスの運命や如何に!!
 
 
2014年の秋、フジテレビ朝の情報番組「めざましテレビ」放送内で、「映画『モンスター・ホテル2』の公開が来秋決定!」との告知がありました。そして迎えた2015年....残念ながら映画が公開されることはありませんでした。その後、2016年初春にソフトの発売が決定し、結局このまま劇場未公開になるんだ....と残念に思っていた矢先、ユナイテッド・シネマ系の映画館で急遽特別上映が決定し、喜び勇んで劇場鑑賞してきました(^皿^)/。
 
【これこそ、アニメ本来の楽しさ!】
前作同様、続編である今作も非常に楽しいアニメーション作品になっていました♪。
前作に引き続きメガホンをとったゲンディ・タルタコフスキー監督は、2D手描きアニメーションで培ったノウハウを今回もいかんなく発揮し、実に楽しいアニメ作品に仕上げてくれました。とにかくキャラクターがぐにゃぐにゃ動く様は、見ていてホントに楽しい♪。そして、今作ではギャグもパワーアップ♪、スキあらば細かい(下らない)ギャグを挿入してくる徹底ぶりで、コチラも非常に楽しめました。
 
【人間と吸血鬼、どっちで育てる??】 
さて、肝心のお話ですが、新キャラクターであるデニスの子育てをめぐる物語となっています。ドラキュラは待望の男の子誕生が嬉しくて仕方がなく、一族の跡取りとなる孫に終始デレデレといった様子。一方、母親であるメイヴィスは自分が育ってきたような境遇にデニスをおきたくない一心で、ジョナサンのように人間界で育てる事を強く望んでいます。簡単に言えば、孫をワイルドに育てたい祖父ドラキュラと過保護な教育ママ・メイヴィスという対立構造となっています。
ただ、物語がこの父と娘による対立構造が中心になったおかげで、デニスの父親であるはずのジョナサンが蚊帳の外になってしまった点が悔やまれます。基本的にホテル・トランシルヴァニアを離れたくないジョナサンはドラキュラに協力的なのですが、父親であるジョナサン自身がデニスのことをどう育てたいのか?が描かれないために、ジョナサンの父親像がやや希薄に感じられることは否めませんでした。前作では、ドラキュラ、メイヴィス、ジョナサンの見せ方が非常にバランスがとれていた訳ですが、今回はちょっと影が薄かったように感じられたジョナサンでした。
そして、新登場の老吸血鬼ヴラッド。ドラキュラの父であり、メイヴィスにとっての祖父です。
ドラキュラは父親であるヴラッドとの間に確執があったようで、久しぶりに再会したこともあり、関係がギクシャクしています。作品内ではこの二人の確執の原因が詳しく描かれないので、ちょっとモヤモヤした気分になります。またそれが解消される様子もおざなりなので、更にモヤモヤ感に輪をかける結果となりました。もう少し、物語に効果的な活かし方をして欲しかったキャラクターでした。
 
 
不満部分は多少ありましたが、全体的には非常に楽しいアニメーション作品でした♪。
デニスを人間として育てるべきか?、それとも吸血鬼として育てるべきか?....
作品で描かれるテーマを、現代社会に於ける別問題と重ねてみると、また違った味わいがありました。
例えば、異なる宗教を信仰する者同士の結婚とか、或いは、異なる人種間による結婚とか、どちらの文化や価値観にあわせるのが正解なのか?といった問題に置き換えてみれば、意外と奥深いテーマだったと言えるかもしれません。ドタバタギャグアニメでありながら、扱うテーマは割とシリアスだったりして、ギャグに大笑いしながらも、そうしてことがふと頭によぎったりして、色んな意味で楽しめた作品でした。
 
前作では人気のヴァンパイアドラマ『トワイライト』をギャグにしてましたが、
今作では『オペラ座の怪人』やコッポラの『ドラキュラ』をギャグにしていて、映画好きとしては、これらのネタにも大笑いしてしまいました。
新婚さんや子育てに苦労する新人パパさん&ママさんが見ると、きっと楽しい作品かもしれませんネ♪(^皿^)>
 
 
  デニスの将来の夢は、バットマンになること!(^皿^)/
   デニス.jpg
    父親譲りの髪型が特徴的なデニス....とにかく可愛いッ♪

モンスター・ホテル2 [Blu-ray]

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劇中に登場するスマホは、もちろんソニー製♪
パソコンも、バイオ(VAIO)でした(笑)

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『ヒックとドラゴン2』、まさかの劇場未公開決定!? [映画鑑賞]

あー、恐れていたことが遂に現実となってしまった....

ヒックとドラゴン2 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]

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Amazonの商品陳列に並んでしまった『ヒックとドラゴン2』のブルーレイ&DVD。
ということは、劇場公開はないんですね?、しないんですねッ??
ある程度、覚悟はしていましたが、いざ現実になるとやっぱりショックです....(T皿T)
 
この数年、劇場未公開が続くドリームワークス・アニメーション作品の数々。
 『メガマインド』(2010)
 『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』(2012)
 『クルードさんちのはじめての冒険』(2013)
 『ターボ』(2013)
どれもすっごく面白い作品なのに、日本では劇場公開されないというまさかの展開。
しかも『メガマインド』に至っては、未だソフト化もされないという不遇っぷり。
悲しすぎる.... あまりにも悲しすぎますッ!!
 
そんな中『ヒックとドラゴン2』は、一作目が劇場公開されていただけに、なんとか今回だけは無事劇場公開に至って欲しい!と、僅かな期待を抱いていましたが、やはり一連の劇場未公開の波には勝てなかった模様です。
現時点では映画を鑑賞していないので、作品そのものに関しては何とも言えない訳ですが、本国アメリカではまずまずの好評価だったようです。唯一の不安要素を挙げるとすれば、監督が変わってしまった事でしょうか?。このあたりが作風にどのような影響をもたらしたのか?は不明ですが、これまでのドリームワークス・アニメーション作品のクオリティから想像するに、まず問題ないだろうと期待も込めて予想しています。
 
ソフトの発売は夏との事で今から楽しみです....って、やっぱり納得出来ないッ!
 
今からでも遅くはないッ!!
劇場公開を求める声を皆で挙げませんか??
『ヒックとドラゴン2』を劇場公開してくれーーッ!!
 
....と、ひとりで声を挙げたところで、巨大な力には勝てないんですよね....(涙)
前作ではヒッカップが仲間たちと供に巨大なドラゴンに立ち向かいましたが、
残念ながらオイラにはそうした仲間はいないからなあ.....(T〜T)ムムッ
 
 
     成長したヒッカップの勇姿が楽しみ♪
     ヒッカップ.jpg
ちょっとイケメンになりすぎた気がしないでもない....(^皿^;) 
ヒッカップをはじめとする前作の登場人物たちが中学生ぐらいだったと仮定すると、
今作『2』では高校生ぐらいの感じでしょうか?。このわずかな成長っぷりのビジュアルが見事というか素晴らしい。アップになると、ヒッカップにはうっすらヒゲがありますからね。アスティもちょっと色っぽくなってるし、キャラクターたちのそうした微妙な変化を見るのも非常に楽しみです♪
もちろん、トゥースレスをはじめとするドラゴンたちも要チェック!
今作では新ドラゴンが登場する模様で、ドラゴン好きとしてはそちらも気になります。
前作では衝撃的な結末を迎えたにも関わらず爽やかな感動を呼んだ『ヒックとドラゴン』
果たして、続編『2』ではどんなドラマが待ち受けているでしょうか??
  


How to Train Your Dragon 2 (Original Motion Picture Soundtrack)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Classical
  • 発売日: 2014/06/17
  • メディア: CD
そして、こちらも気になるジョン・パウエル師匠の音楽!
前作に引き続き登板のジョン・パウエル師匠が、果たしてどんなスコアを聴かせてくれるのか?、師匠のファンとして大いに期待したいところであります♪(^皿^)/
 


ガーディアンズ 伝説の勇者たち [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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面白いのに、劇場未公開ッ!
 

クルードさんちのはじめての冒険 [Blu-ray]

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面白いのに、劇場未公開ッッ!!
 

ターボ [Blu-ray]

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面白いのに、劇場未公開ッッッ!!!
 

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かたつむり、カーレースの殿堂インディ500に挑む!〜『ターボ』を鑑賞する [映画鑑賞]

         
        夢に大きすぎるものなどない
        夢は見られる....小さき者にも
     〜インディ500チャンピオンレーサー、ギー・ガニエの言葉〜 
   
         
         『ターボ』(原題:TURBO)
         ドリームワークス・アニメーション作品
         2013年 アメリカ映画 カラー 96分
       字幕翻訳:益江貴子  吹き替え翻訳:小寺陽子
 
 監督・原案:デヴィッド・ソーレン
    脚本:デヴィッド・ソーレン、ダーレン・レムケ、ロバート・シーゲル
    音楽:ヘンリー・ジャックマン
 
 【声の出演】
 ライアン・レイノルズ    ....テオ(ターボ)/カーレース好きのカタツムリ
 ポール・ジアマッティ    ....チェット/テオの兄で心配性な性格
 サミュエル・L・ジャクソン ....ウィップラッシュ/カタツムリレーサー集団リーダー
 スヌープ・ドッグ      ....スムーヴムーヴ/ウィップラッシュの仲間
 マヤ・ルドルフ       ....バーン/ウィップラッシュの仲間で紅一点
 ベン・シュワルツ      ....スキッドマーク/ウイップラッシュの仲間
 マイケル・パトリック・ベル ....ホワイトシャドゥ/ウィップラッシュの仲間
 
 ビル・ハダー        ....ギー・ガニエ/インディ500のチャンピオンレーサー
 マイケル・ペーニャ     ....ティト/兄とタコス店を経営する男
 ルイス・ガスマン      ....アンジェロ/ティトの兄でタコス作りの名人
 ミシェル・ロドリゲス    ....パズー/整備工場を営む若い女性
 リチャード・ジェンキンス  ....ボビー/模型店を営む中年男性
 ケン・ジオン        ....キム・リー/ネイルサロンを営む初老の女性
 
【あらすじ】
とある住宅街の庭先....
トマトが栽培される家庭菜園に、たくさんのカタツムリが生活していた。
その中の一匹、テオ(ライアン・レイノルズ)は、カーレーサーに憧れる一風変わったカタツムリ。インディ500のスター・レーサー、ギー・ガニエ(ビル・ハダー)のビデオを繰り返し見ては興奮する毎日。そんな変わり者のテオはカタツムリ仲間からは嘲笑の的で、テオの兄チェット(ポール・ジアマッティ)も、そんなテオのことを心配しているが、当のテオはまったく意に介さない。
そんなある日のこと、テオはストリートレースに興じる車のエンジン内に巻き込まれるというアクシデンドに遭遇する。幸い、命に別状はなかったものの、体調に違和感を感じるテオ。なんとか自宅に戻ってきたテオだったが、不運にもそこにカタツムリたちがクラッシャー(=壊し屋)と怖れる幼児が登場、彼の乗った三輪車がテオを襲う。その時、テオの殻が青白く光り、テオは高速スピードで三輪車を交わす。テオは“高速スピード”で移動出来るカタツムリとなっていた。
やがて、テオは新たに出会った人間ティト(マイケル・ペーニャ)やウィップラッシュ(サミュエル・L・ジャクソン)をはじめとするカタツムリ仲間たちと共に、憧れのカーレース、インディ500に出場することになる。
だが、それはテオにとって厳しい試練となるものだった....!
 
 
【世界最速のカタツムリ....その名はターボ!】 
カーレーサーが主人公のCGアニメ映画....と聞いて、誰しもが真っ先に頭に思い浮かぶのは、ご存知ピクサーの大ヒット作品『カーズ』だと思います。『カーズ』はオイラも大好きな作品で、それ故に当初この『ターボ』にはカーズの二番煎じの印象が拭えませんでした。
しかし、映画というものは実際に見てみなければその中身はわからないもの....
今作『ターボ』は『カーズ』とはまったく違った魅力で溢れていました。
この作品....メチャメチャ面白い作品ですッ!(^皿^)/
 
【ひたむきに夢を追い求める主人公テオ】
一匹のカタツムリが、カーレーサーになることを夢見る....
あまりにも荒唐無稽な夢物語です。
しかし、夢に向かってひたむきに突き進むテオの姿は、素直に感動的です。
兄チェットの言うように、それはある意味“現実逃避”の姿なのかもしれません。
スピードに憧れながらも、そこに立ちはだかるカタツムリと言う、どうしようもない現実。
兄チェットは「現実を受け入れろ」と、弟テオを諭します。
しかし、避ける事の出来ない残酷な現実を目の前にしても尚、テオは夢を諦めきれません。
そんなテオの姿に、かつて夢を諦めてしまった過去の自分を重ねて見ると、
頑張るテオの姿を応援せずにはいられないのです。
 
【カタツムリを魅力的に描く】
カタツムリを主人公にしたアニメを作る....よくぞまあ、この企画が通ったものだと感心します。なぜなら、とてもリスキーだからです。カタツムリには手足がありません(正確に言うと、“足”はありますが....)。だから、お芝居に関していわゆる身振り手振りが行えないため、他の動物と比較すると格段に擬人化しにくいのです。しかしながら、監督のデヴィッド・ソーレンはこうしたハンデをものともせず、実に魅力的にカタツムリを描いています。ユニークなのは、カタツムリの目を手に見立てたジェスチャーを取り入れているところです。例えば、兄チェットがテオを抱きしめる時、目で身体を挟んでギュッと抱きしめます。或いは、テオが夢中になって見ていたテレビ画面が消えた時、「映れー!」と言って目でポコポコとテレビを叩きます。こうしたユニークな擬人化した動きが、アニメ的に楽しいカタツムリを見事に表現しています♪。
 
【テオが出会う、魅力的な仲間たち】
ターボと運命的な出会いを果たす人間の男、ティト。
兄の経営するタコス店を盛り上げようと日々奔走している男です。しかし、その行動はいつも空回り。今回はカタツムリレースを開催してお客を呼び込もうと考えるティトでしたが、そんな弟に対して兄アンジェロは呆れるばかり。見果てぬ夢を追い続けるティトは、ちょうどターボと映し鏡になっていて、似た者同士の二人は互いに惹かれあいます。一見するとティトは自分の夢を叶えるためにテオを利用しているようにも見えますが、実際にはティトはカタツムリであるテオに対して人間のように接しています。テオがレース中負傷した際も、迷わず棄権しようとします。こうした非常に善良な人間として描かれたティトは、すごく魅力的です。
 
寂れたショッピングモール“スターライト・プラザ”に集う面々もまた心優しき人々。
自動車整備工場を経営する若き女性パズー。常に髪型が右目を隠す“ゲゲゲの鬼太郎”スタイルがクールで、肩幅の広いマッチョ体型が逆にとてもセクシーな女性です。
模型店を経営する中年男性ボビーは、ターボが身につけるカウルを制作するスペシャリスト。
いかにもオタク的な容姿が、雰囲気バッチリです。
ネイルサロンを経営するキム・リーは、毒舌が持ち味の初老の女性。
白髪リーゼントに2頭身姿が、お茶目で可愛い女性です。
彼らはいわゆるマイノリティな存在ですが、誰もが心優しき人ばかり。
実に気持ちのいい連中です。
それと非常に対照的なのが、ターボが憧れるレーサー、ギー・ガニエです。
ギー・ガニエは、自惚れが強いいかにもスターといった趣きで、
ヒール役としてターボと壮絶なレースを展開することになります。
 
一方、カタツムリの面々も愉快なメンバーが揃っています。
テオの兄チェットは、弟思いのお兄さん。夢見がちなテオを心配するあまり、接する態度がどうしてきつくなってしまう兄チェット。そのチェットが最後の最後で遂にテオを応援するくだりは、涙なしでは見られない感動場面です。
テオが出会う、はぐれ者カタツムリ集団も、ユニークなメンバーの集まり。
リーダーを務めるウィップラッシュは、文字通りの頼れるタフガイ。
スキッドマークは、お茶目な性格が魅力のナイスガイ。
スムーヴムーヴは、スケボーが得意で、サイコロのネックレスをしたお洒落さん。
紅一点バーンは、姉御肌のクールビューティー。
ホワイトシャドウは、いわゆるデブキャラ。常に台詞は「ホワイトシャドウ」が笑えます。
優れた映画はこうしたサブキャラの活かし方がすごく巧いものですが、本作はその典型。
5匹のカタツムリは、どれもが魅力的です♪
 
【迫力あるレース場面、そして感動のクライマックス】
クライマックスで展開されるレース場面は見応えがあり、3D映像で鑑賞したら、おそらくその迫力も倍増することでしょう。カタツムリ目線で展開されるレースは、正に迫力満点!。更にこのレース場面でのカメラワークがとにかく秀逸です。画面ががたがたと揺れる映像は、まるで実際にカメラをレース会場で走らせているような錯覚に陥り、それが見事な臨場感を生み出しています。
 
遂に憧れのインディ500に出場を果たしたターボでしたが、実際にレースに出るとその迫力に圧倒され、怖じ気づいてしまいます。そんな時、ウィップラッシュがターボにゲキを飛ばします〜
 
 ウィップラッシュ:お前は自動車か?、自動車のつもりなのか?
      ターボ:...違うよ
 ウィップラッシュ:じゃあ、車みたいな走りをしてんじゃねーよ!
      ターボ:....!!
 ウィップラッシュ:カタツムリらしく、ツムってこいやッ!
 
ウィップラッシュの激励を受けて、遂に自分らしい走りを取り戻したターボ。
それまで、車のような走りをしていたターボは、その固定観念から解き放たれ、遂に自分らしい走りでぐんぐんと順位を上げていきます。
ここで流れる名曲♪アイ・オブ・ザ・タイガーが、レースの興奮を一層盛り上げます。
遂に、ギー・ガニエに追いついたターボは、彼とトップ争いを繰り広げます。激戦の末、ターボは壁と接触してしまい、その影響で殻にヒビが入ってしまいます。殻を負傷し、その高速スピード性能が不調となるターボ。ティトたちはレースの棄権をターボに進言しますが、諦めきれないターボはレースを続行させます。不調ながら、トップのガニエに必死で食らいつくターボ。そして、遂にガニエを抜き去りトップへと躍り出たターボ....勝利は目前です。しかし、勝利を譲りたくないガニエは無茶な走行をした結果、ゴール手前でスピン、後続車を巻き込んで大クラッシュを引き起こします。ガニエをはじめ、後続のレーサーたち、それにターボもクラッシュに巻き込まれ、レースは中断、テオはゴール手前数メートルのところで遂に高速スピード能力が完全に停止してしまいます。普通のカタツムリへと戻ってしまったテオは、意気消沈のあまりレース続行を諦めてしまいます。
その時、ターボの耳に兄チェットの声が聴こえてきます....
 
最後まで諦めるな!、ターボ!!
 
これまでずっとテオのことを否定し続けていた兄チェットが、最後の最後でエールを贈るこの場面(遂に“テオ”ではなく、“ターボ!”と呼びかける)は、兄弟の絆を感じさせる感動的なシーンです。兄チェットの叱咤激励を受けて、再び走り出すテオ。その歩みはカタツムリ本来の動きでゆっくりですが、確実にゴールを目指していきます。一方、勝負を諦めていなかったのはテオだけではありません。ギー・ガニエもまた動かなくなった車を引きずりながらゴールを目指します。カタツムリ本来の歩みでゴールを目指すテオ。その後を追うギー・ガニエ。ゴールまではあと数メートル!....果たして、勝利を手にするのはカタツムリのターボか?、はたまた人間のギー・ガニエか?。その勝敗の行方は、是非ご自身の目で確かめて下さい!(前フリがちゃんと活かされる演出がお見事!)。
 
 
見果てぬ夢をがむしゃらに追い続ける主人公の健気な姿が、爽やかな感動を呼ぶCGアニメ『ターボ』。新年が始まって新たなスタートを切るこの時期に、実にピッタリの作品だと思います。
更に、本日は成人の日。夢に向かって進もうとしている新成人の皆さんにもお薦めします。きっと皆さんのエールとなる事でしょう。
是非、この機会に『ターボ』をご覧下さい!(^皿^)/
 
 
    世界最速のカタツムリ、その名は....ターボ!
    ターボ.jpg

ターボ [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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この作品が劇場未公開だなんて、本当に信じられない!
こうした優良作品が劇場で見られない今の日本を取り巻く映画産業は、絶対におかしい!
『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』、
『クルードさんちのはじめての冒険』、
そして本作と、劇場未公開が続くドリームワークス・アニメーション作品
どの作品も本国アメリカでは興行収入はあまり芳しくなかったとのことですが、
どれも面白さは保証付きです!
子供向けアニメだと思って見逃すと、絶対に後悔します!
ダマされたと思って、どれでもいいから是非鑑賞してみて下さいッ!(^皿^)/
CGアニメは、ディズニーやピクサーだけじゃないぞッ!!
 


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♪ウガチャカ〜『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』を鑑賞する [映画鑑賞]

 
      負け犬のままじゃ、笑うことも出来ない
      お前たちに、生きる意味を与えたいんだ
     さあ、一緒につかもう、心の痛みに届くまで
      〜ランナウェイズ「♪チェリーボム」(1977年)より〜
 
      
     『ガーディアンズ・オブ・・ギャラクシー』
         ( 原題:GUARDIANS OF THE GALAXY )
          2014年 アメリカ映画 上映時間:120分
 
 監督:ジェームズ・ガン
 脚本:ジェームズ・ガン&ニコール・パールマン
 音楽:タイラー・ベイツ
 出演:クリス・プラット   ....ピーター・J・クイル
                (スターロードを自称するトレジャー・ハンター)
    ゾーイ・サルダナ   ....ガモーラ(凄腕の暗殺者)
    ブラッドリー・クーパー....ロケット(アライグマの姿をした賞金稼ぎ)
    ヴィン・ディーゼル  ....グルート(ロケットの相棒である植物人間)
    デイヴ・バウティスタ ....ドラックス(ロナンに妻子を殺された男)
    マイケル・ルーカー  ....ヨンドゥ(無法者集団ラベンジャーズのリーダー)
    カレン・ギラン    ....ネビュラ(ガモーラの義妹でサイボーグ)
    リー・ペイス     ....ロナン(ザンダー星滅亡を目論むクリー人)
    ジャイモン・フンスー ....コラス(ロナンに仕える狂戦士)
    ベニチオ・デル・トロ ....タニリーヤ・ティヴァン(通称:コレクター)
    ジョン・C・ライリー .....ローマン・デイ(ザンダー星:ノバ軍警察幹部)
    グレン・クローズ   ....イラニ・ラエル(ザンダー星を統治する指揮官)
 
【あらすじ】
かつて栄華を誇っていた廃墟の惑星モラグ....
トレジャー・ハンターであるピーター・ジェイソン・クイル(クリス・プラット)は、所属する無法者集団ラベンジャーズのリーダー、ヨンドゥ(マイケル・ルーカー)の命を受けて、謎の球体“オーブ”を入手するべくこの星へとやってきた。多少トラブルはあったものの、見事オーブを入手したピーター。だがピーターはヨンドゥを裏切り、単身でオーヴを売り払い大金をせしめようと画策する。
一方、ピーターにオーブを奪われ憤慨する人物がいた。クリー人であるロナン(リー・ペイス)である。自らをジ・アキューザー(=告発人)と名乗るロナンは、和平協定を結ぶザンダー帝国に対して強い恨みを抱いており、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。ロナンは巨大な悪の存在であるサノスと手を組み、ザンダー帝国を滅ぼそうと画策する。サノスとの交渉にはオーブが必要不可欠であり、ロナンはピーターに奪われてしまったオーブを奪還すべく、サノスの義娘で今は自身に仕える凄腕の暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)を刺客としてピーターの元へと送り込む。
その頃、ピーターに裏切られたことを知ったヨンドゥは憤慨、彼の首に賞金をかける。
そこに飛びついたのが賞金稼ぎのロケット(声:ブラッドリー・クーパー)とその相棒グルート(声:ヴィン・ディーゼル)だった。オーブを売り払おうとザンダー星に立ち寄ったピーターを、待ち伏せしていたガモーラとロケット&グルートが襲う。だが、街中で騒動を起こした4人はノバ軍警察に捕まり、ローマン・ディ(ジョン・C・ライリー)の手によって、宇宙刑務所キルンへと送られてしまった。そこには、かつてロナンによって愛する妻子を殺されたドラックス(デイヴ・バウティスタ)がいた。ドラックスはロナンの手下であるガモーラを殺害しようとするが、それをピーターは制止する。やがて、ピーター、ガモーラ、ロケット&グルート、ドラックスの5人は、お互いの利害関係を考え、刑務所を脱獄するため一時的に協力することになる....
脱獄に成功した5人は、オーブを高値で買い取るという謎の人物、通称コレクターと呼ばれるタニリーヤ・ティヴァン(ベニチオ・デル・トロ)が住む鉱山惑星ノーウェアへと向かう。
そこで5人はオーブに秘められた“恐るべき秘密”を知ることとなる....
 
 
 
久しぶりに、スペースオペラの世界を満喫しました♪(^皿^)/
オープニング〜幼い少年ピーターが病床の母親の臨終に立ち会おうとしています。
母親は死を目前にしても尚、優しい眼差しで息子を見つめます。しかし、少年は“母親との別れ”という辛い現実を受け入れられず、差し出された母親の手を握り返すことが出来ません。冒頭から胸が熱くなる感傷的で切ない幕開けです。
それから一転....場面は突如宇宙へと切り替わります。
荒れ果てた惑星に着陸する一隻の宇宙船。機内からロングコートを身にまとったマスクの男が降り立ちます。男は暴風雨の中、荒れ地を進み、廃墟となった建物へ辿り着きます。
室内へと侵入し、マスクを外したその精悍な男は成長したピーターの姿。
やがてコートの内側に装着したウォークマン(!)で、おもむろに音楽を聴きはじめるピーター。軽快なステップを踏み、踊りながら歩みを進めるその姿は、馬鹿馬鹿しさに満ちあふれています。ここで、スクリーンいっぱいにデカデカと「GUARDIANS OF THE GALAXY」の文字が映し出されます。
(その間も画面上では小さく踊り続けるピーター....笑)
 
ここまでのオープニングで、この映画が作品を通じて何をやろうとしているのか?、その意図がハッキリと伝わりました。それは“もの凄く真面目な事とものすごく下らない事との両立”です。そして、それがスペースオペラという世界でものの見事に融合していました。
この作品のテイスト....めっちゃ大好きですッ!!(^皿^)
マーヴェル・ユニバース・シリーズの最高傑作『アベンジャーズ』では、監督のジョス・ウェドンがシリアスな展開の中にもユーモアをちりばめた作品作りが秀逸でしたが、本作『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』もまた然り。監督のジェームズ・ガンがシリアスとユーモアを独特のセンスでブレンドさせ、非凡な演出力を披露してくれています。
ド派手なスペースオペラの世界や奇抜なキャラクターに目を奪われがちですが、演出自体はものすごくオーソドックスです。かつて抱いていた正義感を再び取り戻す主人公、殺伐とした闇世界から抜け出したいと考える女暗殺者、喪失感を復讐心に変えて生きる哀しき刺青の男、容姿にコンプレックスを持つあまり、周囲に対して毒舌になるアライグマの男、無口でありながら、実は一番仲間思いで熱き血が流れる植物人間....など、主要人物の誰もが魅力的な性格であり、その個性的な5人が正義のため遂にチームとして(文字通り!)立ち上がる場面は、ヒーロー映画としてとても感動的な場面でした。
これぞ、正にアッセンブル!です♪(^皿^)/
 
それにしても、今回ほど英語力のない自分を悔いた作品もありませんでした。
劇中で挿入される70年代の歌の数々は、その歌詞の内容がちゃんと物語とリンクしているため、歌詞を理解出来ていると、作品の楽しみ方もまたぐっとアップしたはずなのですが、それが出来なくて非常にもどかしい思いをしました。
 
もちろん、作品として不満点がない訳ではありません。
例えば、満を持して登場した悪の帝王、サノス。
『アベンジャーズ』では顔見せ程度だったサノスが遂に登場!....と喜んだのも束の間、椅子に鎮座して喋るだけとは....残念無念。せめてロナンのことをBOY(若造)呼ばわりする恐さの片鱗をちらっとでもいいから見せて欲しかったです!。
 
そして、今回のメイン悪役(ヴィラン)であるロナン・ジ・アキューザー。
彼のクリー帝国に於ける立ち位置というものをもっと明確に描いて欲しかった。
冒頭の登場場面でノヴァ人(ノヴァ軍人)を処刑する場面が描かれますが、例えばロナンがクリー帝国上層部の制止を振り切り、単独で行動している様子を同時に描けば、ロナンの立ち位置がもっと明確になったのでは?と感じました。
 
更に、期待していたガモーラとネビュラの姉妹対決。
演じるゾーイ・サルダナもカレン・ギランもビジュアル的には最高だったけれど、格闘アクションという点ではやや消化不良気味。二人とも肉体改造された超人なので、その二人の闘いはもう少し派手で迫力あるものにして欲しかった。全体的な印象として、ジェームズ・ガン監督は格闘アクションの演出があまり得意ではない事が垣間見えたので、このあたりは続編で改善して欲しいところです。とりあえず、ゾーイ・サルダナは走りのフォームから改善してほしい。『マトリックス』のキャリー・アン=モスのように、力強くかっこいい走り方を勉強するように!。
 
キルン刑務所での描写に関していくつか....
囚人たちの手によって殺されそうになるガモーラ。でも、幾多の修羅場をくぐり抜けてきたはずのガモーラが、あそこで女性的な悲鳴をあげるのはちょっと違うと思う。むしろ、憮然としたふてぶてしい態度を見せた方が、暗殺者としてのキャラ(ザコに殺される気など、ガモーラにはさらさらない)が立ったように思う。
囚人たちの前で啖呵を切るロケット。でも、アレだと“虎の威を借るキツネ”ならぬ、“グルートの威を借るアライグマ”にしか見えない。ロケット自身も肉体改造された人間なので、そうした強さを見せた上での啖呵にして欲しかった。
普段、素っ裸でいるグルートだからこそ、刑務所では囚人服を着せて欲しかった。
 
そして、最後のアヒル野郎(!)、アレは....別にどうでも良かったかな?。
一発楽屋オチのネタとしては面白い試みだったけど、本編とは直接関係ない出来事だし、作品のエンディングとしてふさわしいとは思えなかった。ハワード・ザ・ダックを出すくらいなら、やはり続編への布石としてサノスを出すべきだったと思う。サノスとコレクターのやりとりなんかがあったら、続編への期待感がぐんと増したように思う。
ダンシング・グルートに関して。エンディングのミラノ号コクピット内で復活を見せるグルートですが、アレをあそこで見せるのはもったいない。エンドロールが終わった最後の最後で、死んだと思われていたグルートが見事復活、苗木として踊るグルートの後ろで、喜びのあまり一緒に踊りだすロケット....なんていう映像で終幕だったら感動的で最高だったのに!と悔やまれました。

 
【総括】 
不満点を色々述べましたが、総じて大いに楽しめた作品でした。
そもそも、この作品はツッコミを入れたりする類いの映画ではありません。
作品を楽しむためには、無条件にこの世界観を受け入れることが絶対必須条件です。
逆にこの“何でもアリ!”の世界観を受け入れられるかどうか?で、
その人の器の大きさとか人間的度量、空想力が計れるかもしれません。
例えば、刑務所に於ける“義足奪還”の場面。頭の固い真面目な人がこの場面を見たら「障害者をバカにしてる!」とか言いだすかもしれません。でも、そうじゃない、そう言う事じゃないんです!。この種のブラックジョークを楽しめるだけの余裕がないと、この作品は楽しめないんです。ぶっちゃけ、全編にわたりツッコミどころは至るところに満載です。
でも、そうしたツッコミを入れるのもまた野暮です。ツッコミを入れて作品をつまらなくするよりも、この馬鹿馬鹿しい世界を一緒に共有した方が遥かに楽しい!、本作はそんなことを感じさせてくれる一本です。
もし、この作品を楽しめなかったという人がいたら、その人はもの凄く真面目な人か、
もしくは日々の生活で心に余裕のない生活をおくっている人かもしれません。
是非、頭を空っぽにして、この壮大なスペースオペラの世界を楽しんで下さい。
グレン・クローズの無駄に派手な髪型、ベニチオ・デル・トロの二日酔いのような座った目つき、青塗りしても本人だとすぐわかるマイケル・ルーカーの顔面力、普通のおっさんにしか見えないジョン・C・ライリー....etc そうした事を無条件に楽しめる人なら、きっと楽しめることでしょう♪(^皿^)。
 
 
ロケット:なぜ、そこまでしてこの銀河を救いたがるんだッ!?
ピーター:俺が住んでいる世界だからだよッ!!
(ほとんど漫才のようなやりとり....笑)
 
 
オイラの予想通り、日本での興行成績があまり芳しくない模様の本作。
でも、こんなにワクワクする楽しいSFファンタジーは本当に久しぶりでした。
大袈裟な言い方ではなく、この体験は『スター・ウォーズ』に匹敵するかもです。
単に空想映像を見ているだけでも楽しい作品ですし、
劇場の大スクリーンで鑑賞すべき作品です。
壮大かつ非常にバカバカしくも、ストレートな感動が待ち受けるこのスペースオペラの世界を、是非映画館で体験して下さいッ....ウガチャカ♪(^皿^)/
 
 
   『何をしている??、それは一体何の真似だ....!?』
   ロナン・ジ・アキューザー.jpg 
オーブに秘められた神秘の力を使い、ザンダー帝国を滅ぼそうとするロナン
映画のクライマックス、ロナンがその力を行使しようとした正にその瞬間(とき)!
スターロードことピーター・クイルは、突如歌を歌い、そして踊りだす
 
   ロナン:「それは、いったい何のつもりだ....!?」
  ピーター:「俺とお前で、ダンスバトル対決しようぜ♪」
   ロナン:「(えっ!?)???.....(汗)」
 
この時のロナンを演じるリー・ペイスのキョトン顔がたまりませんッ!(^皿^)
※でも、この場面で声をあげて笑ったの、劇場内でオイラだけだったなあ...
 オイラの笑いのツボは、おかしいのかな??
 

レゴ スーパー・ヒーローズ ミラノ・スペースシップ・レスキュー 76021

レゴ スーパー・ヒーローズ ミラノ・スペースシップ・レスキュー 76021

  • 出版社/メーカー: レゴ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ピーターの愛機ミラノ号が、かっこいい!(^皿^)
 

ナーフ Nストライクエリート ラピッドストライク

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  • 出版社/メーカー: タカラトミーマーケティング
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ロケット気分を味わえるトイガン♪
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原始の昔も家族愛は今と変わらず♪〜『クルードさんちのはじめての冒険』を鑑賞する [映画鑑賞]

 
        『 クルードさんちのはじめての冒険 』
            ( 原題:THE CROODS )
         2013年 アメリカ映画 上映時間:99分
     字幕翻訳:宮坂真央 吹き替え翻訳:佐藤恵子 吹き替え演出:清水洋史
 
   監督・脚本:クリス・サンダース/カーク・デミッコ
      音楽:アラン・シルヴェストリ
 
    声の出演:ニコラス・ケイジ   ....グラグ/お父さん
         エマ・ストーン    ....イープ/長女
         キャサリン・キーナー ....ウーガ/お母さん
         クロリス・リーチマン ....グラン/お婆ちゃん
         クラーク・デューク  ....タンク/長男(9歳!?)
         ライアン・レイノルズ ....ガイ /賢い青年
 
【あらすじ】
時は原始時代....
原始人一家〜クルード家の面々は、本日も元気いっぱいである。
力持ちで頼りになるお父さんグラグ(ニコラス・ケイジ)、優しいお母さんウーガ(キャサリン・キーナー)、長寿なお婆ちゃんグラン(クロリス・リーチマン)、思春期を迎えた長女イープ(エマ・ストーン)、おっとりした性格の長男タンク(クラーク・デューク)、そして、言葉はまだ喋れないが元気いっぱいの末っ娘のサンディ。昔はご近所さんもいたが、今ではクルード家のみが洞窟を根城に生活をしている。
父グラグのモットーは「外の世界は危険がいっぱい!」である。そのため安全な住処である洞窟から離れようとしない暮らしに辟易とするイープは、最近父親との関係がギクシャクしていた。
ある日の夜のこと、物音で目覚めたイープは、洞窟の外で今まで見た事のない明かりを目にして、好奇心のあまりそれを追いかける。明かりの正体は“火”というもので、手にしていたのは遠方からやってきたというガイ(ライアン・レイノルズ)という青年だった。ガイはこの地上に危機が迫っていることをイープに告げると、そのまま去っていった。その出来事を父グラグに告げるイープだったが、グラグはとりつくしまがない。が、ガイの言った通り地震が起こり、クルード一家が根城にしていた洞窟は崩壊してしまった。
こうして、クルード一家は新しい洞窟を求めて、危険な外の世界へと踏み出すことになる。それは、クルード一家にとって、はじめての冒険だった....!
 
 
面白い作品なのにッ!....これまた劇場未公開(T口T) 
『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』(2013)と同じく、日本では惜しくも劇場未公開となってしまったドリームワークスのアニメーション作品『クルードさんちのはじめての冒険』。こうしたクオリティの高いアニメーションが劇場未公開となってしまうのは、本当に残念です。しかし、映画自体は『ガーディアンズ』と同じく、素晴らしい作品となっていました。
 
まずはオープニング。
2Dアニメーションにより、原始人一家クルード家の日常が語られます。
そして、いよいよ本編スタート。まず目を惹かれるのが、その映像美です。
原始時代が舞台ということで、壮大な自然風景に目を奪われます。
物語序盤の舞台は、クルード一家の住処である洞窟と、岩肌がむき出しの荒涼とした大地。
ここを舞台に、クルード一家による狩りの様子が描かれます。
狩りと言っても、クルード家は道具を扱えるほどの知能を持った原始人ではないので、やることは“たまご泥棒”です。羊のような角を持つダチョウのような鳥の巣から見事たまごを盗み取ったクルード家。しかし、他の野生動物たちも同じようにそのたまごを狙っています。ここでひとつのたまごをめぐり、クルード家と野生動物たちによるたまご争奪戦が繰り広げられます。アラン・シルヴェストリによる軽快なマーチングバンド風音楽が、まるでラグビーのようなたまご争奪戦を楽しく盛り上げます。こうして、原始時代を生きるクルード家の弱肉強食の日常が楽しく語られます。
 
そのオープニングでも登場する多種多様な野生動物たち。
この世界に住む動物たちは、とてもユニークな姿をしています。
フクロウのような顔をしたジャガー、しっぽが繋がった状態で生きる対のネズミ、ネズミのような小型ゾウ、トカゲのような走りを見せるハイエナ、キリン柄のマンモス、ウミガメのような鳥、陸を歩くクジラ、大群で現れるピラニアのような赤い鳥たち....etc。
こうしたユニークな姿をした動物たちが、見た目を楽しませてくれます。
中でも、クルード一家を執拗に付けねらう2頭身姿のサーベルタイガー(顔がデカい!)は、恐さと可愛さを併せ持つ魅力的なキャラクターです(ネコ好きにはたまらない描写満載です♪)。
 
さて、物語で描かれるのは、家族愛という普遍的なテーマです。
その主軸となるのは、父親グラグと娘イープの関係。クルード一家の大黒柱である父グラグは一家揃って無事生き延びるために、様々なことに脅えながら生活しています。。一方、思春期を迎えた長女のイープは、退屈な毎日に飽き飽きしていて、刺激や変化を求めています。この父と娘の間に存在する微妙な親子関係が物語の主軸であり、このあたりは同じく父と娘の関係を描いていた『モンスター・ホテル』と同じ構図です。反抗期を迎えた娘に対してどう接していいか悩む父親グラグ。一方父親の愛情を理解しながら、新しい刺激を求めて止まない娘イープ。同じような境遇にいらっしゃるご家族の方なら、思わず共感せずにはいられない場面の連続です。
 
そんなクルード一家の日常に、やがて変化が訪れることになります。
クルード一家よりも少しだけ賢い原始人の青年ガイの登場です。ガイによって新たな知識や経験を得ることになるイープは、大きな刺激を受けることになります。それは冒険を通じてクルード一家にも少しずつ浸透していきます。それと反比例するように、家族の中で父親としての威厳がどんどん小さくなっていくグラグ。家族の尊敬の念が父からガイへと移行していく過程は、同じように子供を持つ全国のお父さんが見たら、他人事とは思えない展開で笑うに笑えないかもしれません。
 
当然のごとく、父グラグは青年ガイと仲違いしてばかり。
父グラグは何かにつけて青年ガイに対抗心を燃やしますが、その行動は空回りしてばかり。
父親としての威厳を保とうとする、その必死な姿が切なさを誘います。
そして、遂に決定的な対立を迎えることになるグラグとガイ。
しかし、その対立を契機に、理解しあえる時がやってきます。
ケンカの結果、タール油に捕まってしまって脱出不可能となってしまったグラグとガイ。
ここで半ば強制的に二人きりとなったグラグとガイは、互いの心情をそれぞれ語り合うことになります。その結果、相手のことをよりよく理解しあうのです。
そして協力してこの危機を乗り越えた二人は、ようやくその絆を深めるのでした。
 
やがて、山の頂上に辿り着いた時、地上の崩壊が遂に目の前まで迫ってきます。
更に新天地を目前にして、グラグたちを遮るように巨大な亀裂が行く手を阻みます。
ここで、グラグは自らを犠牲にして一家を救うべく、父親として最後の責任を果たそうとします。この場面でのグラグの行動は、ある意味とてもマンガ的なのですが、真摯に父親の勤めを果たそうとするその姿は実に感動的で、こちらも全国のお父さん号泣必至の感動場面となっています。
しかし、それだけで終わらせないのがドリームワークスの素晴らしいところ。
クルード一家がガイの影響を受けてそれぞれが成長したように、石頭で頑固者だった父グラグもまた、最後の最後で成長する姿を見せます。家族を無事新天地へと送り出し、ひとり取り残されたグラグの身に迫る大地崩壊の危機。グラグは考えます....
 
ガイならどうする?....頭のいいガイならこの危機をどうやって乗り越える!?
ガイなら....  ....待てよ!?、俺なら....どうする?
俺ならどうやって乗り越える!?
 
自信を失いかけていたグラグが、自らのアイデンティティーを取り戻すこの場面は、非常に感動的でドラマチックです。ここまでにちりばめられた様々な伏線を回収しつつ、物語として見事な着地を見せる感動のエンディングは、とても見事でした。
 
 
原始人一家の姿を借りて、家族愛という普遍的なテーマをを描いた秀作アニメーション「クルードさんちのはじめての冒険」。特に子供さんを持つ全国のお父さんに見て欲しい作品です。原始時代の壮大な自然風景(本当に美しい映像の数々!)は本当に見応え充分、原始時代に生息するユニークな動物たちの姿は、動物好きの方々にはとても愛おしく感じられることでしょう。また、日本のアニメではなかなかお目にかかれない海外ならではの強烈なブラックジョークなども楽しさのひとつです。キャラクターデザインは正直日本人受けしづらいかもしれませんが、それだけで敬遠するのは非常にもったいない作品です。
 
ゴールデン・ウィークは終わってしまいましたが、
是非、休日にご家族揃って鑑賞して下さい(^皿^)/
笑いあり、涙ありのお薦めのアニメーション作品です♪
 
 
    イープ.jpg 
長女イープの声を演じるは、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのエマ・ストーン
コメディエンヌである、彼女の持ち味が存分に活かされています♪
イープは、まるで水泳選手のようなガッチリ体型で、おせじにも可愛いとは言えない顔立ちですが、そのしぐさは原始人らしいチャーミングさであふれています。
ものを食べたあとで、歯に残ったカスを手でとった後パクリと食べるしぐさとか、狩りに出掛ける際は喜びのあまり、犬のように四つん這いでお尻をフリフリするしぐさとかが、とても可愛らしいです♪(^皿^) 

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