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「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」の日本語吹き替え版について [吹き替えについて]

 
      『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』
         日本語吹き替え版キャスト
       吹き替え翻訳:平田百合子  吹き替え演出:向山宏志
 
   ジャック・フロスト(クリス・パイン)....落合佑介
   ノース(アレック・ボールドウィン) ....土師孝也
   バニー(ヒュー・ジャックマン)   ....檀臣幸
   トゥース(アイラ・フィッシャー)  ....石松千恵美
   ピッチブラック(ジュード・ロウ)  ....山路和弘
   ジェイミー(ダコタ・ゴヨ)     ....小宮明日翔
 
 
『僕が見えてる....この子には僕が見えてるんだ!』
主人公ジャック・フロストを演じるは、落合佑介さん。
オリジナル音声では「スター・トレック」のクリス・パインが好演していますが、華奢なキャラクターに対して彼の声はちょっと太くて、ビジュアルと若干ミスマッチのような気がするのも正直なところです。このあたりは日本人と欧米人の感覚の違い(映画「ヒックとドラゴン」を見た時も同じ事を感じました)だとは思いますが、それに対して落合佑介さんの声は、日本人の感覚からすると映像のイメージと実にぴったりで、かつお芝居も素晴らしくて言うこと無しでした!(^皿^)b。
※ところで、それに関してなんですが、今回の吹き替え版ではキャラクターの笑い声の部分はそのままオリジナル音声を使用しています。だから、落合佑介さんのソフトな声に対して、クリス・パインの野太い声で笑い声が起こるという、なんともミスマッチな現象が起きています。これはピッチやノース、トゥースなど他のキャラクターでも見られる現象ですが、特にジャック・フロストのケースは差異が大きくて、目立つ形となってしまいました。
録音技術の問題なのか?、それとも演出の向山宏志さんによる意向なのかは定かではありませんが、個人的には笑い声も日本語音声に置き換えて欲しかったです。
 
『ジャック、君の“核”は何だ?』
サンタクロースのノースを演じるは、低い声が持ち味の土師孝也さん。
個人的には「タイタンの戦い」のハデス(レイフ・ファインズ)が好きなんですが、一般的にはハリー・ポッターシリーズのスネイプ先生(アラン・リックマン)の声の方がお馴染みかもしれません。善人から悪人まで、何でもござれのオールマイティ派で知られる土師孝也さんが、本作でもその低い声を活かしてサンタクロースのノースを貫禄たっぷりに演じられています。ガーディアンズのリーダー的存在でありながら、お茶目な部分も残るノースを、茶目っ気たっぷりに演じられるあたりは、さすがベテランの領域です(^皿^)/。
 
『久しぶりだな、68年の吹雪以来か?』
ブーメラン戦士イースター・バニーを演じるは、檀臣幸さん。
今年の10月に病気のため50歳という若さで急逝された檀臣幸さん。
大ファンだったオイラはものすごく落ち込んだんですが、亡くなられた後に、こうして手がけられたお仕事に出会えるのは、ファンとしてものすごく嬉しさを感じる反面、同時に切なさを感じる瞬間でもあります(....涙)。
この場を借りて、改めて檀臣幸さんのご冥福をお祈りしたいと思います....合掌。
 
さて、今回のバニーは、檀臣幸さんらしさが前面に出てた素晴らしい吹き替えでした。
実は今回の檀臣幸さんの吹き替えに関して、ちょっとした面白い裏話があるので、
それはまた改めて後述したいと思います。
 
『子どもたちの歯には、大切な思い出が詰まってるの』
見た目がとても愛らしいトゥース・フェアリーを演じるは、石松千恵美さん。
ガーディアンとしての凛とした強さ、歯を目にするとじっとしていられないお茶目な側面など、トゥースの魅力を石松千恵美さんが見事に好演されています♪。
 
『次は君たちが信じてもらえなくなる番だ』
闇のブギーマン、ピッチブラックを演じるは、ご存知我らが山路和弘さん。
「スパイダーマン」のグリーン・ゴブリン、「キャプテン・アメリカ」のレッドスカル、そして「ダークナイト・ライジング」のベイン、とヴィラン(悪役)街道まっしぐらの山路和弘さんが、本作でも魅力的な悪役を存分に魅せてくれます。山路和弘さんが悪役をやると、作品が本当に引き締まります。ピッチは本作に於ける悪役ではありますが、“悪人”ではありません。ガーディアンズと同様、人々から信じられなくなる事をとても怖れています。そうした複雑な感情を持つピッチを、山路和弘さんが時にユーモラスに、時にシリアスにと、見事に演じられています。終盤、南極でジャック・フロストと対峙して語り合う場面のお芝居は、本当に素晴らしいので必見です!(^皿^)。
 
『君が雪を降らせた.... ボクの部屋に!?』
妖精の存在を健気に信じる少年ジェイミーの声を演じるは、小宮明日翔くん。
劇団ひまわりに所属する子役さんで、舞台「レ・ミゼラブル」にも出演しているそうです。
大舞台「レ・ミゼラブル」の板を踏んでいるだけあって、お芝居も素晴らしい小宮明日翔くん。彼を含め、本作に参加しているその他の子役さんたちも、自然体の演技で作品をすごく盛り上げてくれています。日本のアニメ作品では子どもの役を大人の女性声優が演じることも珍しくありませんが、やっぱり子どもの役は子どもに演じてもらうのが一番ですね♪。
 
 
さて、今回は「ガーディアンズ 伝説の勇者」に関する吹き替え版をとりあげます。
映画自体は残念ながら劇場未公開となってしまいましたが、本当に素晴らしいアニメーションなので、是非多くの方々に見て頂きたい作品です。もちろん日本語吹き替え版の出来もかなり素晴らしいものとなっています!。山路和弘さん、土師孝也さん、檀臣幸さんら、劇団青年座の役者さんを中心に落合佑介さん、石松千恵美さん、そして子役の小宮明日翔くんらが、素晴らしい演技を披露して、映画を盛り上げてくれます。吹き替えを翻訳された平田百合子さんの台詞のチョイスや、向山宏志さんの演出もとても良かったです。
 
実は今作の日本語吹き替え版には、吹き替えファンとしてちょっと気になる面白い出来事が垣間見られるので、そのことについて今回は触れたいと思います。
 
本作でジュード・ロウ演じるピッチブラックの声を担当された山路和弘さん。
実写の吹き替えでは、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、ウィレム・デフォーなど、いわゆるチョイ悪系オヤジの声を得意とされる一方、上記したようにヴィラン(悪役)を数々演じられています。
....と、ここまで読んで『!?』と感じたあなたは、なかなか感が鋭いですね♪。
そう、この作品では山路和弘さんの当たり役であるヒュー・ジャックマンがボイス・キャストとして参加しているのです。吹き替えの場合、演じる役者がある程度固定してくると、それが実写でもアニメでも統一されるようになります。有名なケースだと映画「モンスターズ・インク」でランドールを演じられた青山穣さんがいい例です。実写の吹き替えでもスティーヴ・ブシェミを演じられる事が多い青山穣さんが、アニメ作品でもスティーヴ・ブシェミが演じたランドールの声を演じられています。
この流れでいくと、本作で山路和弘さんが演じるべきキャラクターはピッチブラックではなく、本来はヒュー・ジャックマン演じたイースター・バニーだったはずなのですが、本作でバニーを演じられたのは山路和弘さんではなく、同じ青年座の檀臣幸さんでした。
結果的に先輩の当たり役を奪うことになってしまった檀臣幸さんですが....(汗)
 
.....と、ここまではよくある話。
でも、この話はとある別の映画に絡んで検証すると、とても面白いことになるのです。
その作品とは、2010年の映画「ザ・ファイター」です。この作品はマーク・ウォルバーグ主演、クリスチャン・ベール共演の、実話を元にしたボクシング映画で、クリスチャン・ベールがアカデミー助演男優賞を獲得したことでも有名な作品です。そのクリスチャン・ベールと言えば、「バットマン・ビギンズ」以降、日本語吹き替えは檀臣幸さんのハマり役となりました。無論オイラも「ザ・ファイター」でクリスチャン・ベールの声を演じるのは、当然檀臣幸さんだろうと思っていました。ところが、いざ蓋をあけてみるとDVD&ブルーレイで吹き替えを担当されたのは、檀臣幸さんではなく、山路和弘さんだったのです!。
 
つまり、こう言うことです〜かつて自身の当たり役であるクリスチャン・ベールの吹き替えを山路和弘さんに取られる形となった檀臣幸さんが、今作「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」では、逆に山路和弘さんの当たり役であるヒュー・ジャックマンの吹き替えをやり返したのです!(^皿^)。
もちろん、実際には山路和弘さんにも檀臣幸さんにも「役を取った、取られた」という意識はなかったと思います。役者さんは依頼のあった仕事をただ引き受けるだけなので、お二人の間に確執があったという事では決してありません。ただ、吹き替えファンとしては非常に興味深い出来事であり、自身が得意とされるキャラクターを別の方が吹き替えをされるというのは、役者として大いに刺激があったであろうことだけは推察されます。
 
話を「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」に戻しましょう。
もし定石通り、ヒュー・ジャックマン演じるバニーを山路和弘さんが演じ、ジュード・ロウ演じるピッチブラックを檀臣幸さんが演じられたとしても、それはそれできっと素晴らしい吹き替えになったと思います。しかしながら、今回のキャスティング(ピッチ=山路和弘 バニー=檀臣幸)は、やっぱり正解だったと思うのです。山路和弘さんによるピッチは、悪役として本当に魅力的だったし、何より檀臣幸さんによるバニーが本当にかっこ良かった!。クリスチャン・ベールのかっこ良さと、ベン・スティラーの面白さがミックスされたバニーのキャラクターに、檀臣幸さんのお芝居と声が本当にマッチしていて最高でした。
生前にこんな素晴らしいお仕事を残されて、オイラは檀臣幸さんのことがますます好きになりました!。オイラにとって檀臣幸さんこそが正に“ガーディアン”であり、心の中で永遠に生き続ける存在です♪(^皿^)。
 
 
ジャック・フロストが、ガーディアンだって!?....冗談だろ?
      イースター・バニー.jpg
その昔、大事な“イースターの日”をジャック・フロストによる猛吹雪で台無しにされた過去を持つバニーは、彼のことを快く思っていない。お月様によってジャック・フロストが新たなガーディアンとして選ばれた時も、真っ先に反対したのはバニーだった。当然の如く、ジャックとバニーは事あるごとに衝突しケンカしてばかり。だが、ピッチブラックを前にして供に戦ううち、二人はお互いのそれぞれの良い所に気付き始めるのだった
....っていう展開が鉄板すぎてたまりませんッ!(^皿^)/
 
 
さあ、皆さんも是非「ガーディアン 伝説の勇者たち」をご覧になって下さい!。
子どもはもちろん、大人も楽しめる上質のファンタジー作品です♪。
もちろん、その時は日本語吹き替え版で!(^皿^)/

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文字通り、檀臣幸さんVS山路和弘さんの戦いを体現出来る一作!(^皿^)/
檀臣幸さんによるクリスチャン・ベールのかっこ良さはもちろんのこと、ベインを演じる山路和弘さんがこれまた素晴らしい。演説を大袈裟に披露する場面は必見!
  

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