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幸せは心の中にある〜『トロールズ』を鑑賞する [映画鑑賞]

 
 『今の僕は腹ペコだけど、心の中は幸せでいっぱいだ』
                    
                          〜恋するグリスル王子の言葉〜
 
 
       『トロールズ』(原題:TROLLS)
        2016年 アメリカ映画 カラー 92分
 
監督:マイク・ミッチェル
脚本:ジョナサン・エイベル グレン・バーガー
音楽製作総指揮:ジャスティン・ティンバーレイク
声の出演:ジャスティン・ティンバーレイク、アナ・ケンドリック、ズーイー・デシャネル、クリストファー・ミンツ=ブラッセ、グウェン・ステファニー、他

登場キャラクターの紹介
【トロール族】 
ポピー       歌と踊りが大好きなトロール族のお姫様
ブランチ      ベルゲンを恐れる臆病なトロール族の青年
ペピー王      ポピーの父親で、トロール族の勇敢な王様
クリーク      ヨガに心酔しているイケメンのトロール
ガイ・ダイヤモンド 全身銀色のラメに彩られたトロール
クーパー      帽子をかぶった4本足の陽気な性格のトロール
サテン&シェニール 髪の毛が繋がった双子姉妹のトロール
DJ・スキ      ドレッドヘアとヘッドホンがトレードマークのトロール
ビギー       太っちょのトロールで、ペットのMr.ディンクルスを溺愛している
スミッジ      小柄だけど髪の毛が長い力持ちのトロール
ファズバート    全身を髪の毛で覆われたトロール
 
【ベルゲン族】
グリスルJr.     幸せを知らないベルゲン族の若き王子
グリスル王     ベルゲン族を統治する王様
ブリジット     王宮に仕える雑用係の女の子
シェフ       トロール料理が得意な、王宮専属料理人
 
【その他】
クラウド・ガイ   ポピーが旅の途中で出会う雲の形をした謎の人物
 
 
【あらすじ】
ハッピーフォレストのハッピーツリーに住むトロールは、歌と踊りとハグが大好きな生き物。だが、ある日巨大な生物ベルゲンにその存在を知られてしまう。幸せという感情を知らないベルゲンは、トロールを食することで幸福感を味わっていた。だが、勇敢なトロール族の王様ペピーは、皆を連れて囚われの身からの脱出に成功。人里離れた森の中で新たな生活を始めたのだった。それから20年後....
大人へと成長したポピー姫(声:アナ・ケンドリックス)は、平和な生活20周年を記念して盛大なパーティーを開こうと意気揚々。だが、ベルゲンの出現を恐れて一人距離を置いて暮らす青年ブランチ(声:ジャスティン・ティンバーレイク)は、パーティーに大反対。皆に嘲笑されるブランチだったが、彼の不安は現実のものとなってしまう。パーティー会場に突如ベルゲンが現れたのだ。かつて王宮専属料理人だったシェフは、ポピーの友達であるトロール数人をさらって行ってしまった。ポピー姫はさらわれた友達を救うべく、一人ベルゲンタウンを目指し、冒険の旅に出かけるのだった....!
 
 
【トロール人形を知っていますか?】
その昔、トロール人形というのがあったのをご存知ですか?
キューピー人形のような容姿に派手な色の髪の毛が生えたもので、映画『トイ・ストーリー』にもちらっと登場していたので、若い世代の人でもひょっとしたら知っている方もいるかもしれません。本作『トロールズ』は、この世界的に有名な人形をモチーフに製作されたミュージカル・アドベンチャーです。過去の名曲やこの作品のために書き下ろされた楽曲が随所で流れ、ミュージカル好きにはたまらない内容となっています。
 
また、この作品はミュージカル作品であると同時にロード・ムービーであり、またバディ(相棒)ものでもあります。主人公のポピー姫は、険悪な仲であるブランチと共に旅を続けることになります。名作『48時間』や『大災難PTA』を例に挙げるまでもなく、当然のことながらポピーとブランチは旅の過程で絶えず喧嘩することになります。しかし、ロード・ムービーに於いてこの“衝突”という前フリはとても重要。やがて二人はお互いを理解し、最終的にはお互いがそれぞれを救うことになります。この鉄板とも言える王道的展開に、シンデレラ的スパイスをちょっと絡めた脚本がとても素晴らしく、非常に感動的な物語となっていました。

【歌って、踊って、ハグをして!】
さて、ミュージカル作品ということで、本作には昭和世代が泣いて喜ぶような有名楽曲が、至るところで使用されています。
まず、タイトルロールでアースウィンド&ファイアーの名曲♩セプテンバーがいきなり流れて、早くもテンションMAX!(笑)。ここではサビがちらっと流れるだけですが、エンドロールではたっぷりと流れるのでお楽しみに!(トロールたちのダンスも最高♩)。
 
仲間を救う旅に出たポピーは、ところ構わず歌を歌おうとします。そんなポピーに対して「静かなのが好きなんだ!」と怒るブランチ。そこでポピーが皮肉たっぷりに歌うのが、サイモン&ガーファンクルの名曲♩サウンド・オブ・サイレンス。選曲に思わずニヤリ。
 
王宮の雑用係であるブリジットが、グリスル王子に対しての淡い恋心を歌う場面で流れるのは、ご存知ライオネル・リッチーの名曲♩ハロー。ドリームワークスは、「シュレック・フォーエバー」でも♩ハローを使用していましたが、この曲イジるの、ほんと好きだなあ(笑)。この場面は切ないながらも思わず笑いがこぼれました。
 
そしてクライマックス、落ち込んだポピーを勇気づけるためにブランチが歌うシンディ・ローパーの♩トゥルー・カラーズ。元々歌う事が大好きだったブランチですが、ある悲しい出来事をきっかけに歌うことを止めてしまいます。そうした悲しいトラウマを乗り越えて、満を辞して歌うこの場面は、非常に美しく涙なしでは見られない感動的な場面となっていました。
 
一方、映画のために書き下ろされたオリジナル楽曲も既存の名曲に負けず劣らずの素晴らしいものばかりで、こちらも聴きごたえ十分!。
タイトルロール後に流れる♩Move Your Feet は、主人公のポピー姫が仲間のトロールたちと共に歌とダンスを披露する楽しい楽曲。ミュージカル作品にふさわしい、非常に華やかで賑やかな映像が見た目にとても楽しい場面です。
 
ポピー姫が仲間を救う旅に出かける際に歌う♩Get Back Up Again は、個人的に一番お気に入りの楽曲。歌い始めから「これぞミュージカルソング!」と言える楽曲で、旅の過程で散々な目に遭いながらも、それでも歩みを止めないポピー姫の前向きソングです。どんなに辛い目にあっても明るく力強く歩み続ける彼女の姿が、素直に感動的です。
 
そしてクライマックス、ベルゲンたちに「幸せとは何か?」を説く歌♩Can't Stop the Feeling! もノリノリで思わず踊らずにはいられない楽曲。ポピー、ブランチのデュエットで始まり、やがて皆での大合唱になって盛り上がっていく様は、圧巻!。トロール、ベルゲンみんな揃って仲良く踊るエンディングは、まさにハッピーそのもの。正にミュージカル映画にふさわしい締めくくりでした。
 
【フェルト生地への愛が、止まらないッ!】
数年前に「ヨッシー ウールワールド」というゲームがあったのをご存知ですか?。
任天堂お得意の横スクロール型アクションゲームで、ゲームの内容自体は可もなく不可もなくといったところでしたが、特徴的だったのがそのビジュアルでした。主人公のヨッシーや敵キャラなどが毛糸で作られたあみぐるみ人形で、背景なども毛糸や布地で編まれたようなデザインになっていたのです。
本作『トロールズ』も似たような世界観で構成されています。一見すると普通のCGアニメですが、よーく見ると、トロールたちの肌がフェルト生地のようになっていることに気づくはずです。天敵であるベルゲンたちも、同じようにフェルト生地の肌をしています。またトロールたちが住む森に生息する野生生物や木や花と言った植物も、ぬいぐるみのようなデザイン&質感です。この人形劇的空気感が、これまでのCGアニメ作品にはなかった独特の暖かさを醸し出しています。
 
【CGアニメの新たなる表現の可能性に挑戦!】
実のところ、最近のCGアニメの映像表現にはちょっと懐疑的な部分があるのです。
「カーズ3」のマックイーンは実写の車のようだったし、「アナ雪」のような作品では人間の肌色は透明感が増すばかりです。もちろん作品によって世界観も表現するものも違うので、当然ビジュアルが違ってくるのも当然ですし、それ自体は別に悪い訳じゃありませんが、一方で実写のような映像表現が果たしてアニメに必要なのかな?とも思ったりするのです。
 
本作ですごく象徴的な部分がありました。それは火の表現です。火や水といった表現は、CGアニメに於いて実写のような表現になるのがこれまでの通例でした。ですが、この作品では違ってました。この映画で松明(たいまつ)が出てくるのですが、よーく見ると炎の揺らぎが毛糸みたいになっていることに気づきます。つまり、この作品では実写のようなリアル表現を求めていないことがよくわかります。この作品におけるリアルさは、もっと別のところにあるのです。
森の中でポピーが蛇や蜘蛛の怪物に襲われる場面があります。その蛇や蜘蛛のデザインがまるっきりぬいぐるみなのです。生き物としてのリアルではなく、ぬいぐるみ(人形)としてのリアルさを表現しています。
 
つまるところ、この作品が目指しているのは、CGアニメ的人形劇なのです。
「レゴ・ムービー」がCGアニメでコマ撮り人形アニメーションを再現したように、「I LOVE スヌーピー」がCGアニメで2次元漫画を再現したように、本作「トロールズ」はCGアニメによる人形劇を再現しているように思えてなりません。デジタルとアナログが見事に融合した世界観は、ある意味「コララインとボタンの魔女」などを世に送り出しているライカ社の作品に通じるものがあります。これからのCGアニメは、そうした方向性が必要だと思うのです。実写映画のようなリアル表現ではなく、アニメでしか表現出来ないような世界....本作「トロールズ」は、そうした映像製作に果敢に挑戦し、見事成功した作品だと思います。これまでのCGアニメ作品にはなかった、新たな魅力に溢れた作品でした。
 
【クリスマス・シーズンに是非鑑賞して欲しい!】
毎度のことながら、日本では劇場未公開となってしまった「トロールズ」。
しかしながら、ここ数年のCGアニメ作品の中では、トップクラスに入る面白さです。
主人公ポピーをはじめとして、登場するキャラクターはどれもが魅力的だし愛らしい。ミュージカル映画らしく、歌や踊りも楽しく華やか。その一方で物語は非常に楽しくかつ感動的な構成となっていて、ダメなところが一つもありません。ぶっちゃけ、ここ最近のディズニーやピクサー作品よりも数倍面白い作品です。
三頭身キャラのトロールたちは子供が見ても楽しいと思いますし、大人は懐かしい昭和の名曲の数々に思わず体が動き出してしまう事でしょう。また、手芸好きの人にはフェルト生地にあふれた世界観にうっとりするかもしれません。
 
可愛いものが好きな人、歌と踊りが好きな人、
ミュージカルが好きな人、手芸好きな人、
あらゆる人にお薦めしたい、良質な作品「トロールズ」
ポピー姫のチャーミングな魅力にきっとハマるはず!
是非、ご家族でお楽しみ下さい!
 
 
トロール ポピー.jpg


トロールズ [Blu-ray]

トロールズ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray
最近、安価版も発売されたので、この機会に是非!

トロールズ みんなのハッピーホリデー! [DVD]

トロールズ みんなのハッピーホリデー! [DVD]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • メディア: DVD
クリスマス直前には、TV用に製作されたスピンオフ作品も発売されます♩
 
TROLLS

TROLLS

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 2016/09/30
  • メディア: CD
映画は劇場未公開なのに、サントラは国内正規盤が出てる...どういうこと!?

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お帰りなさい、藤原啓治さん!〜『スパイダーマン:ホームカミング』で仕事復帰 [吹き替えについて]

8月11日より公開予定のマーベル映画最新作『スパイダーマン:ホームカミング』の日本語吹き替え版キャストが正式アナウンスされました。

『スパイダーマン:ホームカミング』日本語吹き替え版キャスト
 
 ピーター・パーカー(スパイダーマン)     ....榎木淳弥
 トニー・スターク(アイアンマン)       ....藤原啓治
 エイドリアン・トゥームス(バルチャー)    ....大川透
 ネッド(ピーターの親友)          ....吉田ウーロン太
 ミシェル(ピーターの同級生)        ....真壁かずみ
 リズ(ピーター憧れの美少女)        ....美山加恋
 ハッピー・ホーガン(スタークの側近)    ....大西健晴
 メイおばさん(ピーターの保護者)      ....安藤麻吹
 スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)....中村悠一
 
 
【お帰りなさい!!、藤原啓治さん\(^口^)/ 】
まずはトム・ホランド演じるピーター・パーカーを榎木淳弥さんが『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』に引き続き演じられる事を、大いに喜びたいッ!
実のところ、キャスティングが変更されるのではないか?、と内心不安だったのです。
 
ご存知のようにマーベルがディズニーに買収された事で、良くも悪くもディズニーの影響が出始めてきたマーベル・シネマ・ユニバース。それは吹き替え版に於いても例外ではなく、アニメのようにボイスキャストに著名な俳優などを起用するようになりました。
ところが、著名な俳優が素晴らしい吹き替えを披露出来るのか?と言えば、さにあらず。
そうは上手くいかないところが日本語吹き替えの難しさであり、また奥深い所であります。
『アベンジャーズ』や『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』、『ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー』などは、その作品のクオリティとは裏腹に、日本語吹き替え版のクオリティは必ずしも素晴らしい出来とはいきませんでした。
(もちろん、プロの声優の方々によるお芝居は素晴らしいのです。問題は竹中○○とか、溝端○○とかの大根芝居で....)
 
スパイダーマンは日本でも人気のあるコンテンツなので、主人公ピーター・パーカー役に某ジャニーズのアイドルとか、テレビや映画で活躍中のイケメン若手俳優が起用されるのではないか?と内心ヒヤヒヤしていました。実際、日本語吹き替え版の上映では、某ジャニーズの楽曲がイメージソングとしてエンディングに流れるそうな。これがまた、作品のイメージと全然合ってなくて....トホホ(涙)。
そんな中、『シビルウォー:キャプテン・アメリカ』でも素晴らしい演技を披露されていた榎木淳弥さんがピーター・パーカー役を続投されるとの事で、とにかく一安心です!。
 
そして、何よりの朗報は、藤原啓治さんの復活です。
昨年より病気療養中だった藤原啓治さんが、先月仕事復帰を発表、その復帰作が本作『スパイダーマン:ホームカミング』の吹き替え収録だったそうです。
『アイアンマン』一作目からトニー・スタークを演じ続けられてきた藤原啓治さん。
今やロバート・ダウニーJr.の吹き替えは藤原啓治さんしか考えられないほど、ハマり役となりました。だから『スパイダーマン:ホームカミング』の公開が近くにつれて、果たしてロバート・ダウニーJr.の吹き替えはどうなるのか?と心配でしたが、無事藤原啓治さんの続投が決まって本当に嬉しい限りです。藤原啓治さんにとっても、まさにホームカミングな作品になった事と思います。
藤原啓治さんは洋画の日本語吹き替えに於いて、まだまだ活躍して頂かないと困る存在です。これからもお体に気をつけてお仕事頑張って下さい。
何はともあれ、仕事復帰本当におめでとうございます!
 
その他、バルチャー役に大川透さんなど、色々と楽しみになってきた『スパイダーマン:ホームカミング』日本語吹き替え版。心して8月公開を待ちたいと思います!(^皿^)/
 
 
 
「『帝国の逆襲』って昔の映画、観た事あるー?」
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「その翼って、カーボンファイバー製だよね?」
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「そのメタルな左腕、超カッコイイね!」 
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劇団青年座スタジオ公演No.122 『江戸怪奇譚〜ムカサリ』を観劇する [舞台・コンサート]

ヒュー・ジャックマンやラッセル・クロウの日本語吹き替えでお馴染みの山路和弘さんが、ひとり芝居に挑戦するという。これはファンとして見届けねばなるまい!と、山路和弘さんのホームでもある青年座劇場へと行ってきました!(^皿^)
  
        『江戸怪奇譚〜ムカサリ』
    劇団青年座スタジオ公演No.122 2017年 5/25〜28
 
    原作:藤沢文翁
 脚色・演出:金澤菜乃英
    出演:山路和弘
 
【あらすじ】
江戸時代〜
山形の米沢から出てきて材木商の大店として財を成した大黒屋総右衛門。妻を早くに亡くした総右衛門は、男手一つで愛娘お咲を育ててきた。そんなお咲が旗本の次男坊である一馬に見初められ、嫁入りが決まった。感慨もひとしおの総右衛門だったが、一馬の一方的な心変わりで縁談は破綻となってしまう。お咲は傷心の後に自害し、総右衛門は店を畳み山形へと帰るのだった・・・
一方、お咲を捨てた一馬はとある旗本の跡取りとして養子縁組が決まり大喜び。
そんな一馬の身に不思議な現象が起こり始める・・・
 

観劇当日は週末の昼間ということもあり、場内は満員御礼。
開演間近、舞台右袖にある観客席入り口からふらりと登場した山路和弘さん。
着物に羽織姿という出で立ちで登場したそのお姿、相変わらず渋くてかっこいいです。
はにかみながら登場した山路和弘さんは、舞台観劇でのお約束である「携帯など音の出るものは電源OFFに・・・」と、自らお願いするというサービスぶりを発揮。そのまま、舞台中央へと移動した山路和弘さんは、かつて自身が舞台観劇中に携帯の着信音を鳴らしてしまった過去を告白。その事の顛末に場内は爆笑に包まれました。因みに、山路和弘さんの着信音は♪ゼルダの伝説だそうです。実はオイラもガラケー時代、着信音は♪ゼルダの伝説でした。その後、齢60を超えて肉体的な衰えを感じる話だとか、上京したての頃の話など、落語で言う所の枕的トークで場内を温めた後、舞台は静かに幕を開けました。
 
【前半と後半とでスタイルが変わるユニークな舞台】
何もない舞台中央に鎮座した山路和弘さんのひとり芝居は、落語形式でスタート。
もともと原作が落語用に書かれた怪談話らしいので、このスタイルが採用されたと推察されますが、あくまでも落語形式であって、落語そのものではないところがミソです。
まず前半は材木商・総右衛門の視点で物語が語られて行きます。
目に入れても痛くない愛娘・お咲の縁談が唐突に決まり、動揺しながらも同時に嬉しさがこみ上げる総右衛門。お咲の白無垢姿を見た時の万感溢れる思い、そんなお咲に訪れる悲劇に接した際の嗚咽する姿など、父親の娘に対する愛情を時にユーモアたっぷりに、時に情感たっぷりに演じられる山路和宏さんの姿に圧倒されました。
途中、話が脱線してプライベートなことを語り出す山路和宏さんの姿に思わず笑いが起こる場面もありましたが、すぐさま物語の空気感を取り戻すあたりは、さすが演技派・山路和宏!、確かな演技力を実感した瞬間でした。こうして、前半は山路和弘さんの自然体でありながら堅実な演技力を強く感じる事が出来ました。
 
後半は一転、お芝居のスタイルが一変します。
後半は旗本の次男坊・一馬の視点で幕を開けました。悪夢から目が覚めた一馬・・・山路和弘さんはそのまま自然な形で羽織と白足袋を脱ぎ、着物オンリーなお姿に。ここからは舞台全体を使ったお芝居へと移行していきました。
自身にお咲の呪いがかかっている事に気がついた一馬は、その呪いを解く為にお咲の故郷である山形へ向かいます。期日までに呪いを解かなければ死んでしまう一馬は必死です。旅の道中、様々な登場人物を演じる山路和弘さんのユーモアたっぷりなお姿に劇場内では笑いが起こるものの、基本的にはシリアスでサスペンスタッチな場面が続きます。この緩急のつけ方の絶妙さがたまりません。小さな劇場とは言え、舞台上を右へ左へと動き回って山路和弘さんは汗だくの大熱演。舞台スタート前にもうすぐ63歳というお話をされていましたが、そんな歳を感じさせない熱演に、大いに感動を覚えました。
 
【シンプルだからこそ、光る演出】
脚色・演出を手掛けられたのは、金澤菜乃絵さん。
前半の落語部分も良かったですが、やはり後半部分の演出が素晴らしかったです。
舞台上は段差と傾斜のみというものすごくシンプルな作りでしたが、その分観ている側の想像力が刺激されました。圧巻だったのはクライマックス、荒れ寺での墓掘り場面。
舞台の奥行きと段差・更にスポットライトや音響を巧みに利用して、墓荒らしという禁忌を見事に演出した金澤菜乃絵さん。正にホラー映画などでよく見かけるあの光景をうまく舞台上で再現したなと、ホラー映画好きなオイラは本当に感動しました。
これぞ、THE怪談!・・・です(^皿^)b。
 
【山路和弘さん、最高ーッ!!】
・・・という訳で、約70分の舞台でしたが、山路和弘さんのお芝居の素晴らしさ、人柄の楽しさを存分に満喫出来た舞台でした。舞台が終了し、挨拶に現れた山路和弘さんは、正に精魂尽き果てたというようなお姿。そのやりきった感が、すごく感動的でした。普段洋画の吹き替えで素晴らしい演技を披露される山路和弘さんですが、それも舞台役者としての実力があったればこそ。そんなことを再認識させられた舞台でした。
とにかく、大好きな山路和弘さんの素晴らしいお芝居を70分に渡り堪能出来た、実に贅沢な週末でした。
 
【映画『ローガン』もお忘れなく!】
さて、舞台観劇から数日後・・・・
ヒュー・ジャックマン最新作『ローガン』を観賞して参りました。ヒュー・ジャックマンがウルヴァリン卒業!ということでも話題の本作。老齢となったウルヴァリンを果たして山路和弘さんがどう演じられるのか?興味津々でしたが、こちらも非常に素晴らしい出来栄えでした。一部劇場では日本語吹き替え版も公開されているので、山路和弘ファンは要チェックです!(^皿^)b。
 
  山路和弘さんのハマり役、リヴィアのゲラルト
  ゲラルト(GERALT).jpg
 
『風が唸っている...』
オープンワールドRPGの最高傑作、『ウィッチャー3 ワイルドハント』
主人公ゲラルトを演じる山路和弘さんが、とにかく渋くてかっこいい!
この役に山路和弘さんをキャスティングしてくれたスパイク・チュンソフトのスタッフの皆様、本当にありがとうございます!
余談ですが、このゲームが発売された当時、山路和弘さんはゲラルトと同じように白髪のポニーテール&口髭姿だった。ひょっとして、役作りだったのかな・・・?
もう一つおまけを。このゲームの物語内で、主人公ゲラルトが旅一座に頼まれて舞台に立つという場面があります。実際に舞台役者である山路和弘さんご自身のお姿と見比べながら、大根役者っぷりを披露するゲラルトの姿が、とっても微笑ましかったです♪(^皿^)>
 
『』  
3時10分、決断のとき [Blu-ray]

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『君は、ブリトル3兄弟を知っているかね?』 
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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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山路和弘さん最近のハマり役と言えば、クリストフ・ヴァルツ。
Q・タランティーノ監督のマカロニウェスタン『ジャンゴ』は、日本語吹き替えのクオリティがとても素晴らしい一品。山路和弘さんのみならず、楠大典さんや屋良有作さん、加瀬康之さんらによるハイクオリティなお芝居を堪能出来ます!
 
『』
ガーディアンズ 伝説の勇者たち [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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山路和弘さんと言えば、魅力的な悪役!
という訳で、オイラの好きな作品は『ガーディアンズ〜伝説の勇者たち』です。
日本では劇場未公開となったアニメ映画なので、国内では一般的認知度が低い作品ですが、実はとても面白いアニメーション作品で、日本語吹き替えのクオリティがとても高い。山路和弘さんが演じるのは、恐怖を糧とする悪の妖精ブギーマン。邪悪で狡猾なピッチブラック(オリジナル音声は、ジュード・ロウ)を、山路和弘さんがとてもセクシーに演じられています。
 

ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊 [Blu-ray]

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そんなのカンケイねー!....とは言わせないッ!〜『レゴ バットマン・ザ・ムービー』を鑑賞する [映画鑑賞]

       『レゴ バットマン ザ・ムービー』
        (原題:THE LEGO BATMAN MOVIE)
        2017年 アメリカ映画 カラー 105分
 
  監督:クリス・マッケイ
  製作:フィル・ロード&クリストファー・ミラー
  音楽:ローン・バルフェ
 
声の出演:ブルース・ウェイン/バットマン   ....ウィル・アーネット
     ジョーカー             ....ザック・ガリフィアナキス
     ディック・グレイソン/ロビン    ....マイケル・セラ
     バーバラ・ゴードン         ....ロザリオ・ドーソン
     アルフレッド・ペニーワース     ....レイフ・ファインズ
     他
 
【あらすじ】
犯罪都市ゴッサムシティの平和を守るヒーロー、バットマンは街の人気者だ。
その正体は独身貴族の大富豪ブルース・ウェインその人。ヒーローとして街の人気者である彼も、私生活では孤独な日々を送る毎日だった。彼に仕える執事アルフレッドは、そんな主人の行く末を心配して家族を持つように説得するが、ブルースにその気はない。だが、そんな思いとは裏腹に、ウェイン邸に養子がやってきた。孤児院育ちのディック・グレイソンは、ブルースとは対照的に無邪気で明るい性格の少年。そんなディック少年に振り回される日々が始まった。
そんな折、ゴッサムシティ随一の犯罪者ジョーカーが、警察に自首をしてくる。
何か裏があると考えたバットマンは、ジョーカーを宇宙の果てにあるという宇宙刑務所「極悪ゾーン」へと収監することを画策する。だが、それこそジョーカーの企みそのものだった....
 
 
【「レゴ・ムービー」の感動再び!....のはずが(泣)】
これまでにもレゴによるバットマンのアニメ作品は何本か映像化されてきましたが、今回は2014年公開の「レゴ・ムービー」方式が踏襲されています。すなわち「デジタルCGによる人形コマ撮りアニメーションの再現」です。実際のミニフィグを使って撮影したかのようなアナログ感たっぷりの映像は見ていて楽しく、またレゴブロックによる街並みはジオラマ模型を見ているかのような風情が有り、見ていて本当に壮観でした。
デッドプールのようなバットマンの語りから始まる本作。オープニングでバットマンがデスメタル調のロック(歌詞は自身の格好良さをアピールする内容)を歌いながら敵と戦う場面がありますが、このキャラクター造形も「レゴ・ムービー」に登場したバットマンが下敷きとなっています。
しかし、これがそもそもの間違いの始まり!
映画「レゴ・ムービー」をご覧になられた方なら既にご存知だとは思いますが、実はあの作品は小学生低学年とおぼしきエメット少年が脳内で作り上げた空想世界が物語の核となっています。つまりは子供によるごっこ遊びだった!と言うオチが最後に判明する訳です。だから、映画の中に登場するバットマンも、いわゆる既存のキャラクターではなく、エキセントリックな人物になっていたのです。
しかし、本作は基本的に「レゴ・ムービー」とは別物です。撮影スタイルこそ「レゴ・ムービー」ですが、別にエメット少年が考えた物語などではありません。それなのに、エメット少年が創造したバットマン像をそのまま流用したことで、バットマン映画としていろんな部分で歪みが生じてしまい、大きなマイナス要因となってしまいました。
 
【ファン目線で見た時に感じた、とても不快な演出】
オイラはティム・バートンの映画をきっかけにバットマンファンになった人間ですが、そんなオイラから見てバットマンの描き方に関してとても不快な場面がいくつかありました。
代表的なものは以下の2つです〜
 
・孤児院でのバットマンの立ち振る舞い
・ロビンを養子にする件と、その後の扱い
 
オープニングでジョーカー率いる悪役(ヴィラン)軍団との戦いに勝利し、ゴッサムシティの平和を守ったバットマンは、ゴッサム市民にちやほやされてご満悦。更に気持ちよくなりたいと考えたバットマンは、その足で孤児院に直行し、子供達にバットマングッズをこれでもか!と大量にバラまきます。喜ぶ子供たちを横目に見ながら満足して去っていくバットマンですが....
日本にもたくさんのバットマンファンがいると思いますが、是非アンケートをとって見たいです、「あの場面で笑えましたか?」と。オイラは全然笑えなかったです。自身も幼い頃に両親を殺され、ある意味孤児的な側面もあるブルース・ウェインが、ナルシシストな満足感を得る為に孤児たちを利用する....そんな姿を見て笑えるでしょうか?。ブラックジョークにしても品がないし、何より孤児たちを見下しているかのようなギャグに、とても不快な印象が拭えませんでした。
 
ロビンに関する描写は、更に酷いことになっています。
ロビンが養子になる経緯がかなり適当(ここではちょっと割愛させて頂きます)ですが、酷いのはその後です。とある理由でスーパーマンの自宅からある物(アイテム)を盗むことになったバットマンは、同行したロビンをまるで手下のように扱うのです。あれこれロビンに指示を出しながら、自身は高見の見物を決め込むバットマン....全然カッコよくない(涙)
 
そもそも、本作のテーマは、孤独なバットマンが家族を持つまでの物語です。
だからこそロビンとの交流に関しては、例えお笑いやギャグが盛り込まれていたとしても、基本的な核の部分はきちんと描くべき箇所です。そこをないがしろにして、最後だけお涙頂戴の演出にしても、感動的になるはずがありません。物語の流れを考えたらスーパーマンの自宅での一件はとても重要な場面です。笑いが生まれる演出にしたいのであれば、バットマンがロビンを手下のように扱う姿などではなく、天然で明るいロビンにバットマンが振り回される姿を描くべきです。本来単独行動を好むバットマンに対し、ロビンが勝手に同行して作戦にも参加してしまう。そんなロビンに対してハラハラドキドキしながらも、同時にロビンの聡明さや身体能力の高さに気づくと言う演出にすべきだった。何より、これまで単独行動しかしてこなかったバットマンが、他者との強力により物事を成し遂げる価値に気づく....と言う普遍的なメッセージも盛り込めたはずなのに、目先の笑いに囚われて稚拙なギャグに終始してしまった演出には、本当に萎えました。
 
【笑いに対するアプローチが、薄っぺら過ぎる!】
オープニングの戦いの後、自宅に戻ったバットマンがマスクを被ったままでくつろぐ描写がありますが、このギャグ演出が本作に於ける笑いを象徴しているように感じます。
一言で言うと、表面的で薄っぺら!
ここではブルース・ウェインの孤独な日常が描かれており、執事アルフレッドが心配する中、ブルース本人はそんな生活を異常だとは思っていないと言う点が笑える訳ですが、そんな場面でマスクを被ったままでいると言う薄っぺらなギャグが挿入されてしまう事で、本来笑うべき演出に別のフィルターがかかってしまい、笑いの軸がブレてしまうのです。

アルフレッドの登場場面に関しても、同じことが言えます。
感傷に浸るブルース・ウェインの背後にそっと近づいたアルフレッドは、驚いたバットマンに蹴り飛ばされてしまいます。蹴り飛ばされたアルフレッドはピアノと激突!....と、いわゆるトムとジェリー的なギャグが披露される訳ですが、「そうじゃないでしょ!」とオイラは言いたいんです。この場面で笑えるのはアルフレッドが蹴り飛ばされる事ではなく、凄腕のバットマンに対して音もなく忍び寄る事が出来るアルフレッドの佇まいが笑えるんです(映画「モンスターズ・ユニバーシティ」でのスクイーシーのギャグですね)。映画の後半でアルフレッドがバットマンの扮装をして一緒に戦う場面がありますが、ここも同じ。いかにも「面白いギャグでしょ?」と言わんばかりの演出ですが、見ているコチラとしては萎えてしまいます。むしろ執事の格好をしたままで戦った方がよっぽど笑えるし、そっちの方がアルフレッドらしさが出ています(ハタキで戦うとかね)。
 
孤児院でのバットマンの描き方や蹴り飛ばされるアルフレッドの演出、スーパーマンの自宅でのロビンに対する扱いといい、本作の笑いに対するアプローチにはバットマンの世界観に対する愛情を感じないんです。バットマンのことを揶揄したり、小馬鹿にした演出を見ていると、この監督はバットマンのことを本当に好きなのか?と、甚だ疑問を感じます。
 
【いろんな部分で、軸がズレまくっている】
ギャグ演出もそうですが、そもそも作品としての軸がズレまくっています。
この作品は「レゴ・ムービー」のスピンオフ作品なのか?、はたまた純然たるバットマン映画なのか?、その立ち位置がはっきりとしません。もちろんコメディではあるにしても純然たるバットマン映画であるべきだ!とオイラは考えますが、変なところでレゴ・ムービー感を出しているせいで作品としておかしな事になっているのです。
 
例えば、本作のバットマンは、いわゆるマスタービルダーです。
マスタービルダーとは、「レゴ・ムービー」の中に登場する設定で、レゴブロックを自由自在に分解・組み立てを出来る特殊能力を持った人たちのことを指します。本作でも危機に陥ったバットマンがレゴブロックを組み立てて乗り物を作る場面があります。それ自体はとてもかっこいいのですが、この設定があるせいで物語に変な矛盾が生じてしまいます。つまりこの能力を使えるなら、何でも出来るじゃん!というツッコミが入ってしまう訳です。映画の世界観を考えたら、マスタービルダーというキャラ設定は別に必要不可欠ではなかったし、それがなくても物語としては十分成立していたと思います。
 
自宅でくつろぐバットマンがトム・クルーズの映画「ザ・エージェント」を見ながら嘲笑するというギャグがありますが、これも同様です。バットマンの世界に、なぜわざわざ現実世界とリンクするようなギャグを持ち込むのでしょうか?。「トム・クールズをイジってますよ、面白いでしょ?」という制作サイドの薄っぺらな思惑が透けて見えて、かえって白けてしまいます。そもそも、このギャグ自体がバットマンの世界観とは全く関係ないものです。「何でも有り!」のレゴ・ムービーならまだ成立したギャグだったかもしれませんが、本作では全く意味のないギャグでした。
どうせイジるなら、トム・クルーズじゃなく、ジョージ・クルーニーの方をイジれよ!
 
【あくまでもかっこいいバットマンを描くべき!】
オープニングで、ロックを歌いながらバットマンが敵と戦う場面がありますが、そういう事じゃないんですよ。我々ファンが見たいのは、あくまでも、かっこいいバットマンなんです。見た目はレゴブロックで完全におもちゃなのに、実写並のかっこよさを見せるバットマン....そのギャップこそが一番面白いポイントじゃないですか!。それなのに「ロックを歌うバットマンの姿が面白い!」....という考えそのものがズレまくってるんです。
 
身もふたもない言い方をしますが、この映画って結局はレゴの商品を売るための作品ですよね?。だとするならば、バットマンがかっこいいというのは、ある意味とても重要な部分だと思うんです。子供達がこの映画を見た時、「バットマンのギャグ面白かったなあ、パパ、おもちゃ買って!」とはならないですよね?。やっぱり「バットマン、かっこ良かった!、パパ、おもちゃ買って!」となる訳です。
コメディ作品だから笑いの部分はもちろん重要ですが、その多くはバットマンの世界観に沿ったモノにするべきです。トム・クルーズをイジったり、ロックを歌ったりすることじゃないんです。
 
また、レゴファンの楽しみにも応えてくれない点も残念でした。ゴッサムシティの沖に浮かぶ島にあるウェイン邸や秘密基地バットケイブなど、建造物はどれも素晴らしいデザインばかりでしたが、それらをじっくりと見られる映像は少なかったです。例えば、遠景でしか登場しないウェイン邸であれば、実際に空撮したような映像で、最終的には窓で佇むブルース・ウェインまで近づくワンショット長回し映像とか、アーカム・アサイラムであれば実際に正面入り口から刑務所内に入っていく映像など、ジオラマ模型を愛でるような感覚を味わえる、そんなこだわりの映像をもっと見たかったです。
 
 
【なんだかんだ言いながら、結局は大好き!】
たくさんダメ出ししてきましたが、それもこれもレゴが大好きだから!
そして、バットマンが大好きだから!!です。
残念ながら、本作はバットマンファンとして、またLEGOファンとして満足のいく内容ではありませんでした。なんでも有りだった「レゴ・ムービー」の世界観をそのままバットマンの世界に持ってきて、結果的に失敗してしまった....そんな印象を強く受けました。
ここでクリス・マッケイ監督にひとつ言っておきたい。もし、今後続編が作られるような事があれば、是非その時はオイラに一言声をかけて欲しい!。
スクリプト・ドクターとして、喜んで参加しますぜ!(^皿^)/
 
 

Lego Batman Movie: Songs From Motion Picture

Lego Batman Movie: Songs From Motion Picture

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Watertower Mod Afw
  • 発売日: 2017/02/03
  • メディア: CD
映画的にはイマイチな内容だったのに、
こういう作品に限って音楽はものすごく素晴らしかったするのが皮肉
スコア担当はローン・バルフェ
ハンス・ジマーに負けず劣らずのかっこいい楽曲を提供してくれています♪
トラックNo.1の♪BLACKは、本当にカッコよくて痺れます!


The LEGO BATMAN MOVIE: The Making of the Movie

The LEGO[レジスタードトレードマーク] BATMAN MOVIE: The Making of the Movie

  • 作者: DK
  • 出版社/メーカー: DK Children
  • 発売日: 2017/02/10
  • メディア: ハードカバー
映画のメイキングブック
キャラクターであるミニフィグやバットマンの乗り物のコンセプトアートがたくさん載っていて見応えありの一冊。ペンギンやトゥー・フェイスなど、実写映画版のデザイン案(ダニー・デビートやトミー・リー・ジョーンズ)もあって面白い。映画にはほんのちょっとしか登場しない各ヴィランの乗り物もたくさん掲載されています。お気に入りはトゥー・フェイスのブルドーザー(左右非対称のデザインが最高にかっこいい!)。是非、商品化して欲しいです♪


レゴ(LEGO) バットマンムービー ジョーカーのローライダー 70906

レゴ(LEGO) バットマンムービー ジョーカーのローライダー 70906

  • 出版社/メーカー: レゴ (LEGO)
  • メディア: おもちゃ&ホビー
映画にも登場するジョーカーのローライダー
このキット、車体下部に輪ゴムが付いていて、車体が上下するギミックを楽しめるんですが、なんと映画版に登場するローライダーにもこの輪ゴムが付いていて(車がクラッシュした際に確認できます!)、その芸の細かさにちょっと感動しました♪
 
 
 映画の出来には不満でも、結局LEGO買っちゃうんだけどネ♪(^皿^;)>
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