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アナ雪を超えた!?〜『トロールズ』の日本語吹き替え版について [吹き替えについて]

 
     Hey、諦めないわ、邪魔はさせないわ、
     もし倒されても、立ち上がるから
     Oh、もし間違えても、直せば大丈夫、
     もし倒されても、立ち上がるから!
 
           〜♩Get Back Up Againより(日本語歌詩翻訳:川嶋加奈子)
 
 
    『トロールズ』日本語吹き替え版キャスト
      字幕・吹き替え翻訳:川嶋加奈子 演出:早川陽一
 
 【声の出演】
 ポピー姫      清水理沙
 ペピー王      楠見尚己
 ブランチ      KENN
 ブリジット     まつだ志緒理
 グリスル王子    西谷修一
 初代グリスル王   岩崎ひろし
 シェフ       小宮和枝
 クリーク      古川慎
 ビギー       かぬか光明
 DJスキ       藤田昌代
 クーパー      ??
 ガイ・ダイヤモンド ??
 サテン&シェニール ??
 スミッジ      ??
 クラウド・ガイ   濱野大輝
 ※ごめんなさい、どうしても4人のキャスティングがわからなくて....。
 本多真梨子、堀井千砂、佐藤せつじ、近藤浩徳あたりの方々だと思うんですが....
 もし、ご存知の方がいらしたら、是非教えて下さいッ!
 
 
さて、今回は『トロールズ』の日本語吹き替え版を紹介したいと思います。
良質な吹き替え版を量産し続けているドリームワークスアニメーション作品ですが、
本作もこれまでと同じく素晴らしい日本語吹き替え版となっています!。
 
【川嶋加奈子さんによる素晴らしい翻訳】
本作の翻訳を手がけられたのは、川嶋加奈子さんです。
同じ翻訳でも、字幕スーパー版と吹き替え版とでは作業が微妙に違うため、それぞれ別の人間が担当することが常ですが、本作ではその両方を川嶋加奈子さんが担当されています。それだけでも大変な作業だと思うんですが、そこに加えて本作では劇中歌の翻訳も担当されています。
ミュージカル映画の場合、歌唱場面の吹き替えをどうするのか?という問題が常につきまといます。英語オリジナル版をそのまま流すパターン(主に実写映画の場合)もあれば、日本語歌詞に置き換えるパターン(アニメの場合)もあります。本作は「アナ雪」や「ハッピー・フィート2」などと同じく、ほぼ全ての歌唱場面が日本語吹き替えに翻訳されています。これが実に素晴らしい翻訳となっていて、ちょっと感動しました。
英語圏の歌を日本語に置き換える作業って、本当に難しいと思うんです。歌詞の内容を損なうことなく、メロディやリズムに乗せられる日本語を選択しなければならない....そんな難しい作業を川嶋加奈子さんは見事にこなされていて、その素晴らしい仕事ぶりに対して賞賛の拍手を送りたいです。
 
【チャーミングな清水理沙さん、天使の歌声・KENNさん】
川嶋加奈子さんによる素晴らしい吹き替え翻訳に応えるかのごとく、主演のポピー姫を演じた清水理沙さんとブランチを演じたKENNさんが、素晴らしい吹き替え演技を披露してくれています。
英語オリジナル版も鑑賞しましたが、それと比較しても決して劣らない吹き替え演技は本当に素晴らしいの一言!。清水理沙さん演じるポピーは、本当にチャーミングで魅力的。正に抱きしめたくなる可愛さです。一方、KENNさん演じるブランチも素晴らしい出来栄え。臆病でひねくれ者でありながら、過去のトラウマに苦しむ複雑なキャラクターを、KENNさんが見事に演じられていました。
そして、何よりお二人の劇中歌が最高に素晴らしい!
 
ポピーが歌う曲の中で、特にお気に入りの一曲は、♩Get Back Up Again
「アナ雪」で言うところの♩ありのままで的な楽曲で、仲間を救う旅に出たポピーが様々な困難にあいながらも歩みを進める姿がユーモアたっぷりに描かれています。この場面でのポピーが本当に可愛くて、そのチャーミングさを、清水美砂さんがこれまた魅力たっぷりに演じられており、もうこの場面を見ただけで心を鷲掴みされること間違いなしです。
 
一方、ブランチがクライマックスで歌う♩True Colors は本当に絶品♩
過去に起きた悲しい出来事によって歌うことを封印していたブランチが、落ち込んだポピーを励ますために満を辞して歌うこの場面は、本当に切なく美しい場面となっています。
台詞時は割と低い声のKENNさんですが、歌唱になると一転ハイトーンボイスで歌う姿にびっくり!。劇中でブランチが「僕の歌は天使の歌声だって、おばあちゃんがよく言ってた」と言う台詞がありますが、正にその通りで囁くように歌い上げるその歌声は、天使の歌声そのものでした。オリジナルのジャスティン・ティンバーレイクの歌唱ももちろん素晴らしかったですが、KENNさんの歌声もそれに引けを取らない素晴らしい出来映えでした。
これなら、ジャスティン・ティンバーレイクファンも納得の出来ではないでしょうか?

お二人の歌に共通して言えることは、ただ歌が巧いだけでなく、台詞をきちんと感じさせる歌唱だという点です。つまり、感情のほとばしりをメロディに乗せて台詞を語っているということがひしひしと伝わってくる歌唱なのです。
とかくミュージカル映画の歌は“歌ってます”感が強くなりがちです。歌い手の歌唱力が凄ければ凄いほど、その感が強くにじみ出ます。もちろん、それはそれで魅力的なのですが、その一方で演じ手の“私って、歌巧いでしょ?”感が出てしまうマイナス面があるのもまた事実。本作の歌唱場面にはそうしたマイナス要素が少なく、清水理沙さんやKENNさんの歌声が台詞のごとく耳に届くのが、すごく心地よかったです。
 
【脇を固める、実力派!】
主演のお二人が素晴らしい演技&歌声を披露される一方で、
脇を固める役者さんたちも素晴らしい演技を披露されています。
 
まずはご存知、岩崎ひろしさん。DWAの過去作『ターボ』での好演が未だ記憶に新しい岩崎ひろしさんが、本作ではチョイ役ながら、初代グリスル王を貫禄たっぷりに演じられています。ベルゲンは基本的に皆歯並びが悪いのですが、岩崎ひろしさん演じるグリスル王はそれに加えて、若干アゴがしゃくれ気味なキャラクターです。その“しゃくれ”感を岩崎ひろしさんは喋り方で見事に表現されています。こうした職人芸に出会うと本当に嬉しさを感じずには入られません。岩崎ひろしさん、あっぱれ!です。
 
グリスル王子への片思いに悩む王宮の雑用係ブリジットを演じるは、まつだ志緒理さん。
ブリジットはグリスル王と逆で、出っ歯のキャラクター。その“出っ歯”感を、これまた見事に台詞で表現するまつだ志緒理さんの演技が素晴らしい。ライオネル・リッチーの名曲♩ハローを歌ったり、スパイスガールズばりのラップを披露したりと、まつだ志緒理さんも清水理沙さんやKENNさんに負けない歌唱を披露してくれています♩
 
世間知らずのベルゲン王子を演じるは、西谷修一さん。
やんちゃな性格だけど、実は素直で優しいベルゲン王子。
そんな王子を、西谷修一さんがとても可愛くユーモラスに演じられています♩
 
本作のヴィランである王宮専属料理人シェフを演じるは、小宮和枝さん。
岩崎ひろしさんと同じく、こちらもベテランの安定感を感じさせる名演技を披露。
邪悪な性格のシェフを、小宮和枝さんが魅力たっぷりに演じられています。
 
物語の途中で登場する謎のキャラクター、クラウド・ガイを演じるは、濱野大輝さん。
低いイケメンボイスがとてもかっこいい濱野大輝さん。エキセントリックだけど、どこか憎めないキャラクターを、濱野大輝さんがユーモラスに演じられています。どこかで聴いたことがある声?だと思っていたら、「モンスター・ホテル」でハエ男の声を演じていた方だったんですね!。

【「トロールズ」は「アナ雪」を超えた!?】
ここ最近のミュージカル・アニメの傑作といえば、誰しもがディズニーの「アナと雪の女王」を挙げることでしょう。もちろんそれには異論ありませんが、「アナ雪」or「トロールズ」のどちらが好きか?と問われれば、迷わず「トロールズ」と即答したい!。それぐらいお気に入りの作品となりました。
「アナ雪」は正にディズニー的な正統派のミュージカル作品ですが、オイラは「トロールズ」のようにちょっと王道から外れた作品の方が好みです。これは「シュレック」シリーズがそうであるように、ドリームワークス・アニメーション作品全体に流れるスピリッツのようなものです。
ディズニーアニメのように美人やイケメンキャラクターが出てくるような作品よりも、DWA作品のようにビジュアルがちょっとイケてなくて、性格にも難あり....そんなキャラクターたちによる物語の方が断然好みです。そんなキャラクターたちが時にふざけて、時に毒を吐きながら笑わせる。そうした流れを経てこちらの意表をつく感動的な結末が待っている....そんな作品を世に送り出し続けているDWA。本作も正にその本流に乗った作品でした♩。
 
【名曲♩ハローを日本語で聴ける幸せ】
それにしても、まさかライオネル・リッチーの名曲♩ハローを日本語歌詞で聴ける日が来るとは夢にも思いませんでした。残念ながら劇中で流れるのはほんの少しなのですが、それでもやっぱり日本語歌詞でこの名曲を聴けるなんて、なんという嬉しさ!。ここはひとつ、川嶋加奈子さんに全歌詞を翻訳して頂きたいです。それを持って、カラオケで熱唱したい!....そんなことを切に願っているのはオイラだけでしょうか?(苦笑)。
川嶋加奈子さん、是非よろしくお願いします!(^口^)
 
【幸せは与えられるものじゃない、感じるものなんだ!】
「アナと雪の女王」を見た人は、日本中にたくさんいると思います。
逆に「トロールズ」を見た人は、日本中にどれくらいいるでしょうか?
「アナ雪」は見たけど「トロールズ」は見ていない....って言うか、そんな作品知らないッ!
そんな人たちにこそ、是非見て欲しい「トロールズ」。「こんな素敵なミュージカルアニメが存在してたんだ!」と、嬉しい驚きに包まれる事でしょう。
そんな素敵な体験をする絶好のチャンスですヨ。
知られざるミュージカルアニメの大傑作「トロールズ」を、是非日本語吹き替え版で堪能して下さいませ!
 

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安価版が発売されたので、この機会に是非!

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こちらはテレビ用に製作されたスピンオフ作品♩
さすがにクオリティは映画より落ちますが、結構面白い内容です

トロールズ オリジナル・サウンドトラック

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/11/02
  • メディア: CD
映画は未公開なのに、なぜかサントラ盤は国内版が発売されているという不思議
おそらくジャスティン・ティンバーレイク人気によるものだと思う訳ですが、せっかく国内盤を販売するのであれば、ボーナストラックとして清水理沙さんやKENNさんによる日本語版も収録して欲しかった!
 
 


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2018年〜新年のご挨拶 [ひとりごと]

 
新年明けましておめでとうございます
本年も、堀越ヨッシー、並びに当方ブログであるYoshi's Style、
そして新たに仲間へと加わった、
LINEスタンプ『彼女の名前は、森邦子』を、
何卒よろしくお願い致します! 
 
 
新年のご挨拶.jpg
 
 

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幸せは心の中にある〜『トロールズ』を鑑賞する [映画鑑賞]

 
 『今の僕は腹ペコだけど、心の中は幸せでいっぱいだ』
                    
                          〜恋するグリスル王子の言葉〜
 
 
       『トロールズ』(原題:TROLLS)
        2016年 アメリカ映画 カラー 92分
 
監督:マイク・ミッチェル
脚本:ジョナサン・エイベル グレン・バーガー
音楽製作総指揮:ジャスティン・ティンバーレイク
声の出演:ジャスティン・ティンバーレイク、アナ・ケンドリック、ズーイー・デシャネル、クリストファー・ミンツ=ブラッセ、グウェン・ステファニー、他

登場キャラクターの紹介
【トロール族】 
ポピー       歌と踊りが大好きなトロール族のお姫様
ブランチ      ベルゲンを恐れる臆病なトロール族の青年
ペピー王      ポピーの父親で、トロール族の勇敢な王様
クリーク      ヨガに心酔しているイケメンのトロール
ガイ・ダイヤモンド 全身銀色のラメに彩られたトロール
クーパー      帽子をかぶった4本足の陽気な性格のトロール
サテン&シェニール 髪の毛が繋がった双子姉妹のトロール
DJ・スキ      ドレッドヘアとヘッドホンがトレードマークのトロール
ビギー       太っちょのトロールで、ペットのMr.ディンクルスを溺愛している
スミッジ      小柄だけど髪の毛が長い力持ちのトロール
ファズバート    全身を髪の毛で覆われたトロール
 
【ベルゲン族】
グリスルJr.     幸せを知らないベルゲン族の若き王子
グリスル王     ベルゲン族を統治する王様
ブリジット     王宮に仕える雑用係の女の子
シェフ       トロール料理が得意な、王宮専属料理人
 
【その他】
クラウド・ガイ   ポピーが旅の途中で出会う雲の形をした謎の人物
 
 
【あらすじ】
ハッピーフォレストのハッピーツリーに住むトロールは、歌と踊りとハグが大好きな生き物。だが、ある日巨大な生物ベルゲンにその存在を知られてしまう。幸せという感情を知らないベルゲンは、トロールを食することで幸福感を味わっていた。だが、勇敢なトロール族の王様ペピーは、皆を連れて囚われの身からの脱出に成功。人里離れた森の中で新たな生活を始めたのだった。それから20年後....
大人へと成長したポピー姫(声:アナ・ケンドリックス)は、平和な生活20周年を記念して盛大なパーティーを開こうと意気揚々。だが、ベルゲンの出現を恐れて一人距離を置いて暮らす青年ブランチ(声:ジャスティン・ティンバーレイク)は、パーティーに大反対。皆に嘲笑されるブランチだったが、彼の不安は現実のものとなってしまう。パーティー会場に突如ベルゲンが現れたのだ。かつて王宮専属料理人だったシェフは、ポピーの友達であるトロール数人をさらって行ってしまった。ポピー姫はさらわれた友達を救うべく、一人ベルゲンタウンを目指し、冒険の旅に出かけるのだった....!
 
 
【トロール人形を知っていますか?】
その昔、トロール人形というのがあったのをご存知ですか?
キューピー人形のような容姿に派手な色の髪の毛が生えたもので、映画『トイ・ストーリー』にもちらっと登場していたので、若い世代の人でもひょっとしたら知っている方もいるかもしれません。本作『トロールズ』は、この世界的に有名な人形をモチーフに製作されたミュージカル・アドベンチャーです。過去の名曲やこの作品のために書き下ろされた楽曲が随所で流れ、ミュージカル好きにはたまらない内容となっています。
 
また、この作品はミュージカル作品であると同時にロード・ムービーであり、またバディ(相棒)ものでもあります。主人公のポピー姫は、険悪な仲であるブランチと共に旅を続けることになります。名作『48時間』や『大災難PTA』を例に挙げるまでもなく、当然のことながらポピーとブランチは旅の過程で絶えず喧嘩することになります。しかし、ロード・ムービーに於いてこの“衝突”という前フリはとても重要。やがて二人はお互いを理解し、最終的にはお互いがそれぞれを救うことになります。この鉄板とも言える王道的展開に、シンデレラ的スパイスをちょっと絡めた脚本がとても素晴らしく、非常に感動的な物語となっていました。

【歌って、踊って、ハグをして!】
さて、ミュージカル作品ということで、本作には昭和世代が泣いて喜ぶような有名楽曲が、至るところで使用されています。
まず、タイトルロールでアースウィンド&ファイアーの名曲♩セプテンバーがいきなり流れて、早くもテンションMAX!(笑)。ここではサビがちらっと流れるだけですが、エンドロールではたっぷりと流れるのでお楽しみに!(トロールたちのダンスも最高♩)。
 
仲間を救う旅に出たポピーは、ところ構わず歌を歌おうとします。そんなポピーに対して「静かなのが好きなんだ!」と怒るブランチ。そこでポピーが皮肉たっぷりに歌うのが、サイモン&ガーファンクルの名曲♩サウンド・オブ・サイレンス。選曲に思わずニヤリ。
 
王宮の雑用係であるブリジットが、グリスル王子に対しての淡い恋心を歌う場面で流れるのは、ご存知ライオネル・リッチーの名曲♩ハロー。ドリームワークスは、「シュレック・フォーエバー」でも♩ハローを使用していましたが、この曲イジるの、ほんと好きだなあ(笑)。この場面は切ないながらも思わず笑いがこぼれました。
 
そしてクライマックス、落ち込んだポピーを勇気づけるためにブランチが歌うシンディ・ローパーの♩トゥルー・カラーズ。元々歌う事が大好きだったブランチですが、ある悲しい出来事をきっかけに歌うことを止めてしまいます。そうした悲しいトラウマを乗り越えて、満を辞して歌うこの場面は、非常に美しく涙なしでは見られない感動的な場面となっていました。
 
一方、映画のために書き下ろされたオリジナル楽曲も既存の名曲に負けず劣らずの素晴らしいものばかりで、こちらも聴きごたえ十分!。
タイトルロール後に流れる♩Move Your Feet は、主人公のポピー姫が仲間のトロールたちと共に歌とダンスを披露する楽しい楽曲。ミュージカル作品にふさわしい、非常に華やかで賑やかな映像が見た目にとても楽しい場面です。
 
ポピー姫が仲間を救う旅に出かける際に歌う♩Get Back Up Again は、個人的に一番お気に入りの楽曲。歌い始めから「これぞミュージカルソング!」と言える楽曲で、旅の過程で散々な目に遭いながらも、それでも歩みを止めないポピー姫の前向きソングです。どんなに辛い目にあっても明るく力強く歩み続ける彼女の姿が、素直に感動的です。
 
そしてクライマックス、ベルゲンたちに「幸せとは何か?」を説く歌♩Can't Stop the Feeling! もノリノリで思わず踊らずにはいられない楽曲。ポピー、ブランチのデュエットで始まり、やがて皆での大合唱になって盛り上がっていく様は、圧巻!。トロール、ベルゲンみんな揃って仲良く踊るエンディングは、まさにハッピーそのもの。正にミュージカル映画にふさわしい締めくくりでした。
 
【フェルト生地への愛が、止まらないッ!】
数年前に「ヨッシー ウールワールド」というゲームがあったのをご存知ですか?。
任天堂お得意の横スクロール型アクションゲームで、ゲームの内容自体は可もなく不可もなくといったところでしたが、特徴的だったのがそのビジュアルでした。主人公のヨッシーや敵キャラなどが毛糸で作られたあみぐるみ人形で、背景なども毛糸や布地で編まれたようなデザインになっていたのです。
本作『トロールズ』も似たような世界観で構成されています。一見すると普通のCGアニメですが、よーく見ると、トロールたちの肌がフェルト生地のようになっていることに気づくはずです。天敵であるベルゲンたちも、同じようにフェルト生地の肌をしています。またトロールたちが住む森に生息する野生生物や木や花と言った植物も、ぬいぐるみのようなデザイン&質感です。この人形劇的空気感が、これまでのCGアニメ作品にはなかった独特の暖かさを醸し出しています。
 
【CGアニメの新たなる表現の可能性に挑戦!】
実のところ、最近のCGアニメの映像表現にはちょっと懐疑的な部分があるのです。
「カーズ3」のマックイーンは実写の車のようだったし、「アナ雪」のような作品では人間の肌色は透明感が増すばかりです。もちろん作品によって世界観も表現するものも違うので、当然ビジュアルが違ってくるのも当然ですし、それ自体は別に悪い訳じゃありませんが、一方で実写のような映像表現が果たしてアニメに必要なのかな?とも思ったりするのです。
 
本作ですごく象徴的な部分がありました。それは火の表現です。火や水といった表現は、CGアニメに於いて実写のような表現になるのがこれまでの通例でした。ですが、この作品では違ってました。この映画で松明(たいまつ)が出てくるのですが、よーく見ると炎の揺らぎが毛糸みたいになっていることに気づきます。つまり、この作品では実写のようなリアル表現を求めていないことがよくわかります。この作品におけるリアルさは、もっと別のところにあるのです。
森の中でポピーが蛇や蜘蛛の怪物に襲われる場面があります。その蛇や蜘蛛のデザインがまるっきりぬいぐるみなのです。生き物としてのリアルではなく、ぬいぐるみ(人形)としてのリアルさを表現しています。
 
つまるところ、この作品が目指しているのは、CGアニメ的人形劇なのです。
「レゴ・ムービー」がCGアニメでコマ撮り人形アニメーションを再現したように、「I LOVE スヌーピー」がCGアニメで2次元漫画を再現したように、本作「トロールズ」はCGアニメによる人形劇を再現しているように思えてなりません。デジタルとアナログが見事に融合した世界観は、ある意味「コララインとボタンの魔女」などを世に送り出しているライカ社の作品に通じるものがあります。これからのCGアニメは、そうした方向性が必要だと思うのです。実写映画のようなリアル表現ではなく、アニメでしか表現出来ないような世界....本作「トロールズ」は、そうした映像製作に果敢に挑戦し、見事成功した作品だと思います。これまでのCGアニメ作品にはなかった、新たな魅力に溢れた作品でした。
 
【クリスマス・シーズンに是非鑑賞して欲しい!】
毎度のことながら、日本では劇場未公開となってしまった「トロールズ」。
しかしながら、ここ数年のCGアニメ作品の中では、トップクラスに入る面白さです。
主人公ポピーをはじめとして、登場するキャラクターはどれもが魅力的だし愛らしい。ミュージカル映画らしく、歌や踊りも楽しく華やか。その一方で物語は非常に楽しくかつ感動的な構成となっていて、ダメなところが一つもありません。ぶっちゃけ、ここ最近のディズニーやピクサー作品よりも数倍面白い作品です。
三頭身キャラのトロールたちは子供が見ても楽しいと思いますし、大人は懐かしい昭和の名曲の数々に思わず体が動き出してしまう事でしょう。また、手芸好きの人にはフェルト生地にあふれた世界観にうっとりするかもしれません。
 
可愛いものが好きな人、歌と踊りが好きな人、
ミュージカルが好きな人、手芸好きな人、
あらゆる人にお薦めしたい、良質な作品「トロールズ」
ポピー姫のチャーミングな魅力にきっとハマるはず!
是非、ご家族でお楽しみ下さい!
 
 
トロール ポピー.jpg


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最近、安価版も発売されたので、この機会に是非!

トロールズ みんなのハッピーホリデー! [DVD]

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  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • メディア: DVD
クリスマス直前には、TV用に製作されたスピンオフ作品も発売されます♩
 
TROLLS

TROLLS

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 2016/09/30
  • メディア: CD
映画は劇場未公開なのに、サントラは国内正規盤が出てる...どういうこと!?

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お帰りなさい、藤原啓治さん!〜『スパイダーマン:ホームカミング』で仕事復帰 [吹き替えについて]

8月11日より公開予定のマーベル映画最新作『スパイダーマン:ホームカミング』の日本語吹き替え版キャストが正式アナウンスされました。

『スパイダーマン:ホームカミング』日本語吹き替え版キャスト
 
 ピーター・パーカー(スパイダーマン)     ....榎木淳弥
 トニー・スターク(アイアンマン)       ....藤原啓治
 エイドリアン・トゥームス(バルチャー)    ....大川透
 ネッド(ピーターの親友)          ....吉田ウーロン太
 ミシェル(ピーターの同級生)        ....真壁かずみ
 リズ(ピーター憧れの美少女)        ....美山加恋
 ハッピー・ホーガン(スタークの側近)    ....大西健晴
 メイおばさん(ピーターの保護者)      ....安藤麻吹
 スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)....中村悠一
 
 
【お帰りなさい!!、藤原啓治さん\(^口^)/ 】
まずはトム・ホランド演じるピーター・パーカーを榎木淳弥さんが『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』に引き続き演じられる事を、大いに喜びたいッ!
実のところ、キャスティングが変更されるのではないか?、と内心不安だったのです。
 
ご存知のようにマーベルがディズニーに買収された事で、良くも悪くもディズニーの影響が出始めてきたマーベル・シネマ・ユニバース。それは吹き替え版に於いても例外ではなく、アニメのようにボイスキャストに著名な俳優などを起用するようになりました。
ところが、著名な俳優が素晴らしい吹き替えを披露出来るのか?と言えば、さにあらず。
そうは上手くいかないところが日本語吹き替えの難しさであり、また奥深い所であります。
『アベンジャーズ』や『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』、『ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー』などは、その作品のクオリティとは裏腹に、日本語吹き替え版のクオリティは必ずしも素晴らしい出来とはいきませんでした。
(もちろん、プロの声優の方々によるお芝居は素晴らしいのです。問題は竹中○○とか、溝端○○とかの大根芝居で....)
 
スパイダーマンは日本でも人気のあるコンテンツなので、主人公ピーター・パーカー役に某ジャニーズのアイドルとか、テレビや映画で活躍中のイケメン若手俳優が起用されるのではないか?と内心ヒヤヒヤしていました。実際、日本語吹き替え版の上映では、某ジャニーズの楽曲がイメージソングとしてエンディングに流れるそうな。これがまた、作品のイメージと全然合ってなくて....トホホ(涙)。
そんな中、『シビルウォー:キャプテン・アメリカ』でも素晴らしい演技を披露されていた榎木淳弥さんがピーター・パーカー役を続投されるとの事で、とにかく一安心です!。
 
そして、何よりの朗報は、藤原啓治さんの復活です。
昨年より病気療養中だった藤原啓治さんが、先月仕事復帰を発表、その復帰作が本作『スパイダーマン:ホームカミング』の吹き替え収録だったそうです。
『アイアンマン』一作目からトニー・スタークを演じ続けられてきた藤原啓治さん。
今やロバート・ダウニーJr.の吹き替えは藤原啓治さんしか考えられないほど、ハマり役となりました。だから『スパイダーマン:ホームカミング』の公開が近くにつれて、果たしてロバート・ダウニーJr.の吹き替えはどうなるのか?と心配でしたが、無事藤原啓治さんの続投が決まって本当に嬉しい限りです。藤原啓治さんにとっても、まさにホームカミングな作品になった事と思います。
藤原啓治さんは洋画の日本語吹き替えに於いて、まだまだ活躍して頂かないと困る存在です。これからもお体に気をつけてお仕事頑張って下さい。
何はともあれ、仕事復帰本当におめでとうございます!
 
その他、バルチャー役に大川透さんなど、色々と楽しみになってきた『スパイダーマン:ホームカミング』日本語吹き替え版。心して8月公開を待ちたいと思います!(^皿^)/
 
 
 
「『帝国の逆襲』って昔の映画、観た事あるー?」
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「その翼って、カーボンファイバー製だよね?」
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「そのメタルな左腕、超カッコイイね!」 
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